...しかも太子の船室(ケビン)のみかは! その船室への通路にさえも菱形に一本マークを着けた船の士官(オフィサー)が両側の入り口に一人ずつ頑張って何としても近寄ることを許さなかった...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...我々が近寄ると懐に突っ込んだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...兄がもう少し自分の方へ近寄る気持になるのを待っていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...近寄る者を足で蹴飛(けとば)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼は彼女に近寄るのを躊躇(ちゅうちょ)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それに近寄る瞬間を恐れてるとでもいうようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...気にかかるのはあの護摩壇のことだ――堂の傍へ近寄ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこばかりはどうしても近寄ることができないらしくあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...滅多(めった)に近寄ると同系統内に引(ひ)き摺(ず)り込まれそうである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...此辺に近寄るものですか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...警保局長は喜色満面の趣きで花の傍に近寄ると...
久生十蘭 「魔都」
...もう一つになってしまったのだからそれ以上近寄ることはできまいと思われた二人の心は...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...猴初めは棗入れた籃(かご)に近寄るを好まぬようだったが芸をやりながら漸次これに近付き...
南方熊楠 「十二支考」
...ユリぢや無いかな?」楽士達バラバラと走つて近寄る...
三好十郎 「おスミの持参金」
...昼も夜もぎらぎらして近寄る気にもならなかったが...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...理性はその足元にも近寄ることができない」といって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今でも藪落(やぶおと)しへ近寄る者はない...
山本周五郎 「藪落し」
...春の近寄るごとに悲しい目で眺めやり...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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