...恋人のそばへ近々と顔をよせて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...婆やが近々に息子のところへ帰つて行くといふのだけれど...
鈴木三重吉 「桑の実」
...これだけは是非何とかしなければといふので近々(きん/\)高野山に素晴しく大きな英霊塔を建立する考へださうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...それは近々来るという事がわかっていたので...
高浜虚子 「丸の内」
...おん枕辺へ近々と寄って...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...野蕗君からも近々訪問するといふうれしいたより...
種田山頭火 「其中日記」
...その手紙には近々当地を引き上げて...
夏目漱石 「それから」
...宿では近々(きんきん)停車場(ステーション)附近へ新築をして引移るつもりだと云っていた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...近々と白糸のお滝(たき)の肌が薫じます...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...肩のあたりへ近々と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次の顔が近々と笑います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何某近々旅行の件を触れてもらえば...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...近々に失ふわが脚...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...耳も近々の別離と迫つてくる悲嘆とを絶えず私に告(つ)げる聲に向つて閉ぢてしまつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...メリヘイブン閣下が王族を近々に招待したものであった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...俺は近々此地を発足して...
牧野信一 「読書と生活」
...近々と寄り添うては鳴くのである...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...併せて、自分たちの意見として、「やがて、近々に、甲州表の信玄が、大軍をひきいてこれに参るとせば、この拠地(きょち)は、いよいよ不利となりましょう...
吉川英治 「上杉謙信」
便利!手書き漢字入力検索
