「辺鄙」の意味
都から遠く離れた土地
「辺鄙」の例文(場面別)
- 日常会話祖父は辺鄙な村で育ったので、都会の生活に慣れるのに時間がかかった。
- 旅行ガイドこの辺鄙な温泉街には、観光客向けの派手な施設は一切ありませんが、本物の日本の原風景が残っています。
- ビジネスレポート辺鄙な立地ながら、物流網の整備により工場誘致が進んでいる。
- 小説描写辺鄙な灯台には、波の音だけが絶え間なく押し寄せていた。
小説での「辺鄙」の使い方
...私は辺鄙な地方に住んでいます...
...あの町は辺鄙さが魅力的でした...
...辺鄙な場所にドライブに行くのは好きです...
...辺鄙だけど、自然が豊かな場所が好きです...
...辺鄙な土地で育ったため、都会は苦手です...
...あんな辺鄙なところへ金と時間とをかけて行きゃせぬわい」「ああ...
海野十三 「地球を狙う者」
...へんなやけくそを起してこんな辺鄙(へんぴ)な場所へ来てしまったというわけでも無いんだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...九州の辺鄙(へんぴ)な城下町の...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...戦争でこんな辺鄙(へんぴ)なところに引っ込んで...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...辺鄙(へんぴ)な田舎の文学書生がその町の書店にならんでいる雑誌や本から東京の中央文壇をのぞいて見るよりももっと/\たよりないものであったに相違なかったけれども...
田山花袋 「日本橋附近」
...少なくも辺鄙(へんぴ)な片すみにあって存在を忘れられていたような場合であることもあえて珍しくはないのである...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...「辺鄙の処へ移されるのもまた朝恩だ」と喜ばれたのも道理と思われる...
中里介山 「法然行伝」
...北海道の辺鄙な農村にはよくいるが...
中谷宇吉郎 「ケリイさんのこと」
...家は辺鄙(へんぴ)で買手がないから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...山陰道(さんいんどう)の辺鄙(へんぴ)な島々を旅し歩いた...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...市中から相当離れたこんな辺鄙(へんぴ)な処なら...
火野葦平 「糞尿譚」
...郭外(フォーブール)サン・ジェルマンの辺鄙(へんぴ)な淋しいところにある...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...よほど辺鄙な山中に出かけてみても...
三好達治 「池のほとりに柿の木あり」
...一体法律は流浪人の結婚を許さない事になつてゐるが、こんな辺鄙では、金を出して、慇懃に頼めばそれも出来ない事ではない...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...そのうえ閑居(かんきょ)というにはあまりに土地が辺鄙(へんぴ)すぎる...
山本周五郎 「追いついた夢」
...何故かというと私はドンナに辺鄙(へんぴ)な処に居ても...
夢野久作 「眼を開く」
...巴里(パリイ)の街は大通(おほどほり)でも横町(よこちやう)でも亦(また)どんな辺鄙な処(ところ)でも一町(ちやう)の片側だけにも三軒四軒の女の髪結所(かみゆひどころ)がある...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...そんな辺鄙(へんぴ)なところへ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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