...親切なだけなお辛い...
泉鏡花 「歌行燈」
...「人間の足は塩辛い酸っぱい味がするものだ...
谷崎潤一郎 「少年」
...料理は塩辛いが夜具は悪くない...
種田山頭火 「旅日記」
...朝早く起きて通うのが辛いものだからねえ...
田山花袋 「田舎教師」
...甘いのや辛いのや痛烈なのや...
豊島与志雄 「霧の中」
...これは辛いことと云へる...
中原中也 「芸術論覚え書」
...二番とは下らない鹽つ辛い人間なんだからお話の種になるでせう」「へエー...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私一人が辛い思いをしている事が切なかった...
林芙美子 「新版 放浪記」
...どんな辛いことでもよいと...
久生十蘭 「手紙」
...七月十九日(水曜)十時起き、蚤のおかげで明るくなる迄ねられなかったので、辛い...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...最初は唐辛の端(はじ)を嘗(なめ)ても辛いといった人が後には一本食べても平気になります...
村井弦斎 「食道楽」
...外部から来る寒暑よりも辛いのと同じことである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どんな辛いめにあわされるかわからないとき...
山本周五郎 「風流太平記」
...「もみじを見せよう」少し道が辛いかもしれないが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その取締りとせち辛い御時節とで全く形なし...
山本笑月 「明治世相百話」
...辛いという気もちは出なかった...
吉川英治 「大岡越前」
...辛いものよ』『そうばかりでない人間も世間にはござりますて』『左様か』『尤も吾々に親しい知己(ちき)のうちにも』『はてな……ウム...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...伊織は、武蔵のためにも、死んだ小鳥の毛をむしって焙(あぶ)っておいたが、「食い物は、わしらがとこに、幾らでもあるで」と、甘い物、辛い物、何くれとなく運んで来る...
吉川英治 「宮本武蔵」
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