「載」の意味
載せること
小説での「載」の使い方
...あのなつかしい懐剣(かいけん)までもきちんと載(の)せられてありました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...私は奈良興福寺にある名高い木彫の天灯鬼が、左肩に載せた灯を左手で支えて、ぐっと身体をひねっている姿や、その相手の龍頭鬼が龍を首に巻きつかせたまま、灯を頭に載せ、両手を組み、白い眼をむいているのを見るのが好きだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そんなに紙面の都合で載せられぬなら広告料を支払うから広告面に出してくれなどと言って遣ったことがあるように記憶する...
高浜虚子 「子規居士と余」
...女の決闘は、この雑誌(文章)に半箇年間、連載せられ、いたずらに読者を退屈がらせた様子である...
太宰治 「自作を語る」
...てのひらに載せてやって下さいませんか...
太宰治 「新釈諸国噺」
...洋燈(らんぷ)の載(の)った朴(ほお)の大きな机の上には...
田山花袋 「田舎教師」
...物を載せた頭に房手拭...
中里介山 「大菩薩峠」
...(第一高等学校校友会雑誌所載の筆記による)――大正二年十二月十二日第一高等学校において――...
夏目漱石 「模倣と独立」
...古い文献には天然痘接種が行われていた記載は無い...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...やはり同じ更級郡にあつて昔小長谷山(をはつせ)といはれてゐた山(現在の參謀本部の地圖には篠山と記載せらる)であつたらしいと云ふ...
堀辰雄 「姨捨記」
...小さなナイト・テエブルの上に皺くちやになつて載つてゐる私のふだん吸つたことのないカメリヤの袋(私はそれを何處の停車場で買つたのだか思ひ出せない)...
堀辰雄 「旅の繪」
...「未だ、ありますよ――あんなのが……」主が棚を指差したので、見ると、其処には僕等の大きな手風琴が、「金三円也」といふ正札を貼られて、載せてあつた...
牧野信一 「馬車の歌」
...鼠の耳様な小さき耳ありと載せ...
南方熊楠 「十二支考」
...第九 スカンボロトースは玉子へ塩胡椒を加えてよく掻き混ぜたものをバターで炒(い)ってトースパンへ載せて出します...
村井弦斎 「食道楽」
...後年武鑑に用達(ようたし)商人の名を載せはじめてより以来...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...『婆鵲三秘(ばしゃくさんぴ)』という書に載っている『魚目(ぎょもく)』という劇毒らしい...
夢野久作 「暗黒公使」
...円載なんどという坊主は...
横光利一 「旅愁」
...芸州(げいしゅう)吉田の兵を満載して...
吉川英治 「黒田如水」
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