...有害にして軽率な改革だと見なしていた)...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...調子はずれな突飛な軽率な様子をいつももっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その訪問者の軽率なのも...
長谷川時雨 「九条武子」
...しかしながら、それは国事にこと茂くて、家事をかえり見る暇(いとま)のすけなかった人や、それほどまでに栄達して、世の重き人となろうとは思わなかった人の、軽率な、というより、止(や)むを得(え)ぬ情話などが絡(から)んでそうなったのを――しかもその美妓たちには、革進者を援ける気概のあった勝(すぐ)れた婦人も多かったのだ――世人は改革者の人物を欽仰(きんこう)して、それらのことまで目標とし、師表とした誤りである...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...軽率なまちがいから脱出して...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...なんとも軽率なことは言われない」ひょろ松は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...寛典に失する復古政府の軽率な態度に由来するものだが...
久生十蘭 「海難記」
...警部補」軽率なことをしない限り異論はないと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...離れ家に顔を向けて突っ立っているラルフの軽率な行為をとがめていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...軽率な人はこれを本来の自生だといっているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...また少からぬ部分を勤勉な用心深い労働者の扶養から怠惰軽率な労働者の扶養分に廻すこととなって...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...とんでもない軽率なことであると思いながらも惟光は止めることができなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その人が少しのことで源氏から離れるような軽率な行為に出ない性格であることも源氏は信じて疑わなかったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分のためにも軽率なことはできないと思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...かえってそのほうが軽率なことでないだろうか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...婦人が反抗的に家を出て来るようなことは軽率なことに見られて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...決して軽率な考えでおまえがたが女王らに過失をさせるような計らいをしてはならない」などとお言い聞かせになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...より少(すくな)く教育せられて居(を)りますから其(その)愚直は軽率なる罪悪を醸(かも)す原因となる場合もあるでせう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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