...そのもっとも力を致したるは勘定奉行(かんじょうぶぎょう)在職中(ざいしょくちゅう)にして一身を以て各方面に当(あた)り...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...釈尊が、正法を護ることは単なる理論の争いでは不可能であり、身を以て、武器を執って当らねばならぬと説いているのは、人類の本性に徹した教えと言わねばならない...
石原莞爾 「最終戦争論」
...日本美術界の元老とうたわれる身を以て...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...男は身を以て早苗さんを守ろうとし...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...わづかに身を以て免れしめたり...
大町桂月 「國府臺」
...身を以て、宗吾の妻子にかはらむとせし也...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...少年の身を以てそんな働きをしたことが知れたら...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...自然を味へ、ほんとうに味へ、まづ身を以て、そして心を以て、眼から耳から、鼻から舌から、皮膚から、そして心臓へ、頭へ、――心へ...
種田山頭火 「其中日記」
...――身を以て俳句する...
種田山頭火 「其中日記」
...その莫迦げた習慣の中に今房一は身を以て入りつゝあるのを感じた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...彼は一身を以て朝廷...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...身を以て、心を以て、情愛を以て、甘ったれるということがどんなことだか、彼女に思い知らしてやらなければならない...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...単身を以てすれば猿に劣らぬ俊敏な米友も...
中里介山 「大菩薩峠」
...蓋し貞山とちがつて当時已に高齢であつた文車は身を以て江戸向島の観桜風景を体験してゐるからであらう...
正岡容 「下谷練塀小路」
...身分ちがいの身を以て...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...身を以て仏を繞(めぐ)る...
南方熊楠 「十二支考」
...実に身を以て経験中です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おれに囚われてはいけない事を身を以て教えてくれたものである...
夢野久作 「鼻の表現」
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