...更紗(さらさ)の衣裳の下から見える前足の蹠(あしのうら)がうす赤い...
芥川龍之介 「仙人」
...従つて何も谷崎潤一郎氏と対蹠点(たいせきてん)に立つてゐる訣ではない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...病人の右の足の蹠(うら)と左の足の蹠の表面を...
谷崎潤一郎 「鍵」
...藪椿とは対蹠的な趣致がある...
種田山頭火 「其中日記」
...それを単に一般化――ヴィンデルバントの言葉を借りるならば nomothetisch ――に対蹠して idiographisch と呼ぶことによって...
戸坂潤 「科学方法論」
...対蹠や反対や対極というように...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...蹠には黒土の露に濡った冷たさが感じられた...
豊島与志雄 「秋の幻」
...自分の素足の蹠(あしのうら)に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それは諸種のイズムと対蹠的に立つイズムである...
豊島与志雄 「愉快な話」
...蹠(あしうら)がのって滑ったからであった...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...ことごとくショパンと対蹠(たいせき)的な存在であったが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...死人の蹠(かかと)に油を塗り...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...乾性即ち神経癩の患者にはたいてい一つは蹠疵(うらきづ)といふのが出来てゐる...
北條民雄 「癩院記録」
...常に簡単な階級的真理の相対的或は対蹠的な形態に帰納される!一一・二二...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...池水がじくじく蹠(あしのうら)に沁(し)みてそりゃ冷たいんですて...
室生犀星 「不思議な国の話」
...欧米と対蹠(たいしょ)的なものが沢山あるからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...およそ對蹠的な色彩に見えた...
吉川英治 「折々の記」
...全然対蹠的なのがマダム丘子であった...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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