...彼、兼平を顧み決然として共に馬首をめぐらし、北軍三百を魚鱗に備へ長剣をかざして、東軍を衝き、向ふ所鉄蹄縦横、周馳して囲を潰すこと数次、東軍摧靡して敢て当るものなし...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...蹄状紋などがハッキリと現わしてある...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...馬蹄(ばてい)や農具を拵(こしら)えている鍛冶屋(かじや)が殊(こと)に多かった...
徳田秋声 「あらくれ」
...係蹄(わな)にかけて豚とりに来た犬を捕ったら...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...華麗(かれい)な羅馬の文明を鉄蹄(てってい)に蹂躙(じゅうりん)した北狄(ほくてき)蛮人である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...馬蹄(ばてい)に蹴(け)倒され踏みにじられながらも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...舗石(しきいし)の上の馬の蹄(ひづめ)の音だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...街角にあいた活動写真館の馬蹄をぬけ出ると...
仲村渠 「明るい顔」
...ただ君が栗毛の蹄(ひづめ)のあとに倶(ぐ)し連れよ...
夏目漱石 「薤露行」
...ああ蹄(ひづめ)の音もかつかつとして私はうつつにうつつを追ふ...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...私の馬蹄の印されたところには何處にもあなたの輕やかな足跡が同じやうに印(いん)されるのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...またほかの馬の蹄の跡かも知れませんがね...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...馬のたゞならぬ気合におそれをなして(馬は二人の男に蹄をあげて飛びかゝりさうな勢ひを示した...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...凝ツとドリアンの蹄の音に耳を傾けたまゝ...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...さつき遠くに蹄の音を響かせてゐた人間が...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...その馬蹄に懸けちらし...
吉川英治 「上杉謙信」
...鎌倉中の大地が馬蹄や人跫(じんきょう)に鳴った...
吉川英治 「私本太平記」
...わだちも蹄(ひづめ)も没してしまう...
吉川英治 「新書太閤記」
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