...砂利を噛む車輪のひびきが蹄の音のなかに轆々とまじって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...蹄(ひづめ)おもに...
薄田淳介 「白羊宮」
...一鳥蹄きて山さらに静かなりとはこの事だ...
太宰治 「津軽」
...かなたには 520トロイア軍と單蹄の馬とを殺すアキリュウス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...馬蹄の音が、向う山に響いて、青年の背後へ近づいて来た...
直木三十五 「南国太平記」
...青衫(せいさん)又(ま)た馬蹄(ばてい)の塵に汚る月明今夜消魂客...
永井荷風 「夏の町」
...ああ蹄(ひづめ)の音もかつかつとして私はうつつにうつつを追ふきれいな婦人よ旅館の花ざかりなる軒にくるまで私をゆり起してくださるな...
萩原朔太郎 「青猫」
...彼らは馬蹄型(ばていがた)の海岸を一列に並んで...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...吾が往(ゆ)く駒(こま)の蹄に蹴られ……と...
牧野信一 「ゼーロン」
...ドリアンの蹄の音が野中の街道に戛々と鳴つてゐた...
牧野信一 「ゾイラス」
...こんどはたしかに一頭の馬の脚音とわかる蹄の音をぽかぽかと残しながら...
牧野信一 「沼辺より」
...有蹄(ゆうてい)...
南方熊楠 「十二支考」
...ある日路傍の山がつから係蹄(けいてい)にかかつた野兎を一羽貰ひうけた...
三好達治 「柘榴の花」
...右等の馬蹄形地は優に隠田を耕作するに足り...
柳田國男 「地名の研究」
...見す見す落馬していたものを馬蹄の下にして...
吉川英治 「三国志」
...蹄(ひづめ)の音もやや軽く...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...三騎と絶えない蹄(ひづめ)の音が...
吉川英治 「源頼朝」
...――すると二人の背後(うしろ)へいつの間にか近づいていた馬蹄の音があって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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