...山羊の様な趾の裂けた足があるさうでございます...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...後趾(あとあし)で反動を取って起きそうにしては...
有島武郎 「カインの末裔」
...豹(ひょう)の趾(あし)か鳥の足...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...交趾シナあたりでは臨邑が一番北にありまして...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...颯子ノ三本ノ足ノ趾ヲ口一杯ニ頬張ッタ時...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...そこから砂漠(さばく)を北に横ぎって行くうちに偶然都市の廃趾(はいし)らしいものを発見した...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...ミスチ火山の西北に当たるコルカ川の谷でまだ世界に紹介されていない古い都市の廃趾(はいし)を発見したことが記載されている...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...その学校は昔の朝鮮の宮殿の趾に立っていた...
中島敦 「プウルの傍で」
...人家の漸く途切れた所で余はつと草を苅つた趾のある草原へそれた...
長塚節 「旅の日記」
...首筋(くびすぢ)の皮(かは)が擦(す)り剥(む)けて戸口(とぐち)に夥(したゝ)か血(ち)の趾(あと)を印(いん)しても執念(しふね)く餌料(ゑさ)を求(もと)めて止(や)まぬやうな形(かたち)でなければならぬ...
長塚節 「土」
...俄(にはか)に空洞(からり)とした燒趾(やけあと)を限(かぎ)つて立(た)つて居(ゐ)る後(うしろ)の林(はやし)の竹(たけ)は外側(そとがは)がぐるりと枯(か)れて...
長塚節 「土」
...燒趾(やけあと)の灰(はひ)から出(で)て青銅(せいどう)のやうに變(かは)つた銅貨(どうくわ)はぽつ/\と燒(や)けた皮(かは)を殘(のこ)して鮮(あざや)かな地質(ぢしつ)が剥(む)けて居(ゐ)た...
長塚節 「土」
...松は皆太からぬ幹で其幹の枝の趾を一階二階と數へて見るのに植ゑてからまだ幾年もたゝぬことがわかる...
長塚節 「松蟲草」
...母家の趾には銘酒屋が立ち並んで景気の好い三味線の音が鳴つてゐる...
牧野信一 「鱗雲」
...巧みに趾先(あしさき)さぐりに通り抜けて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...わが国万古不変の国体を一時に頭の頂上より足趾(あしゆび)の尖(さき)まで感激して忘るる能わざらしめ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...チャボと名古屋交趾(コーチン)とを並べて鳴かせて見ても...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...すなわち足趾(そくし)のつけ根の一番力の入る部分を...
柳田国男 「山の人生」
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