...自著の中の所々で彼に対する賛美の辞を述べ『いくら褒めても褒め足りない』と言っている...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...具体的に何商店のどのおもちゃがいいという事を教えてくれないのは物足りない...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...私は肝腎のところへいつて物足りない氣がした...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...何等かの作品の一節を引用するのでは足りない...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...否それでも足りないくらいだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...米も足りないし、御馳走はなにもないし……ひとつ奔走してくれよ...
豊島与志雄 「早春」
...知人たちに分配するにはまだ足りないそうだった...
豊島与志雄 「波多野邸」
...男女の性を持つに足りないほどの肉体であって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お富を一段上へ行ったようなお角がいないのが物足りない...
中里介山 「大菩薩峠」
...惜しいですよ」「足りないたって...
夏目漱石 「草枕」
...少々クサビは足りないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...聊(いさゝ)かお味噌の足りない八五郎ではあるまいか――いや...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「足りない、まだ足りない」江戸人の心を恐怖のドン底に投込んだ、私刑、暗殺、押込(おしこみ)、斬合(きりあ)い、――そして最後に彰義隊の戦争から、寛永寺三十六坊の炎上、八百八町の落武者狩までの、血と焔の印象が、まだまだそんな事では表現し切れなかったのです...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...下女ではどうも喰い足りない...
二葉亭四迷 「平凡」
...まったく問題とするに足りない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...陸地測量部など百あつても足りないつて...
宮沢賢治 「朝に就ての童話的構図」
...それも一つは原料の泡立て方が足りないとこの位明けても直(すぐ)に縮まります...
村井弦斎 「食道楽」
...船の中には何か足りないものがある...
横光利一 「欧洲紀行」
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