...まことに閑(しず)かな趣のある所である...
岩本素白 「六日月」
...姿の上品な趣のある鳥です)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...当代の文化一般を肉体化していたような趣のある包摂的な団十郎に比べるといささか世代の標式とはなし難い...
高村光太郎 「九代目団十郎の首」
...なんとなしに閑寂な趣のあるいい土地だと思う...
寺田寅彦 「写生紀行」
...私はこの種類の中(うち)では新橋柳橋(しんばしやなぎばし)の路地よりも新富座裏(しんとみざうら)の一角をばそのあたりの堀割の夜景とまた芝居小屋の背面を見る様子とから最も趣のあるように思っている...
永井荷風 「日和下駄」
...始めて趣のある恰好(かっこう)を形つくっていた...
夏目漱石 「草枕」
...意味が情趣のある気分によって語られているから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...なるほど考へて見ると田舎には何でも一家の内でやるから雅趣のあることが多い...
正岡子規 「墨汁一滴」
...いかにも高原風な風趣のあるところです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...前に流れた滝も情趣のある場所だった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...雅趣のある姿でながめていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...正式なものでなくお料理は精進物の風流な趣のあるもので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...月は霧にさえぎられて木立ちの下も暗く艶(えん)な趣のあるようになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...趣のあることとも御覧になった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...月今宵は少くも灑脱(しやだつ)の趣のある句である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...一種の趣のあるのを感じたことがある...
森鴎外 「花子」
...雅趣のある荘院風といった家構(やがま)え...
吉川英治 「私本太平記」
...武蔵に意趣のあるわけでもない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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