...赤児を洗ふのを見下してゐた...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...敵の赤児を抱(だ)いた樋口大尉(ひぐちたいい)が...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...この赤児(あかご)を孕(はら)んだ実は深い山の奥を離れた後(のち)...
芥川龍之介 「桃太郎」
...赤児を可愛がる処女には男の心を擽る様な点(ところ)がある...
石川啄木 「札幌」
...その持主の赤児の時の写真...
太宰治 「小さいアルバム」
...赤児の頬ツぺたを抓つたりするといふ話だつた...
牧野信一 「鏡地獄」
...広海屋のあるじが逃げてゆく――赤児なぞに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...すぐ乳を赤児にやって呉れと云った...
室生犀星 「童子」
...赤児は、吻(ほ)っとしたようにそれを舐(しゃぶ)り、くろぐろとした瞳を静まらせ泣き歇(や)んだ...
室生犀星 「童子」
...わたしは外からかえるとすぐ赤児の顔を...
室生犀星 「童子」
...赤児の顔をさしのぞくとやはり苦しそうにハアハア言っている...
室生犀星 「童子」
...――が、赤児は、それから二日たつと、青いダルい顔をし、しきりに咳をしはじめた...
室生犀星 「童子」
...○軍宣撫班の話五色国旗を見せて、これは君たちの国の国旗か、然り青天白日旗でワナイカ、違う蒋の悪政を云ッて……日本の軍隊ヲ恐れてはいけない逃げる必要はない家に居なさい田畑を耕していた人はその儘、仕事を続けなさい宣撫班が部落民を集める前に、まづ子供を集めて、キャラメルとかチョコレートを与えている情景タイアップによろし、子供、チョコレートを持ッて、娘達の避難場所へ行く、ヒロインの紹介娘、チョコレートを喰う嫌だい、皆くっちゃッて……と云った芝居が、姉弟の間にあればよろし宣ブ「わかりましたか、ミンパイ?」民衆ミンパイ宣撫班の話を熱心に聴いてミンパイと叫ぶ男、壁に凭れて日なたぼッこし乍ら、スパスパ煙草くゆらし、聴いてるのか、聴いとらんのか、いッこう、頼りない老人憎悪の眼で、壊れた土壁の中から兵隊の方を睨んでいる老婦あり兵隊と仲よくなっている子供シロジニアカクの歌を覚えて兵隊の帰る時アトから唄い乍らついて行く第一分隊より一名、銃前哨この方向にむかって警戒交代は三十分、カイサン城外の田畑を耕ス女子供土の上へ赤児を寝かしとく匪賊、来襲、女と子供逃げる、赤児泣く城門、女引返そうとする、止める女、宣撫班を罵る通訳に「おい、あの女、何ンて云っているンだ」「……………」宣撫班、城下におどり出るヒロイン赤児を救けて死ぬ銃眼をのぞく女見た眼の銃眼の彼方男走って切れる女次の銃眼へ...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...問題は赤児を産ませるか中絶するかという...
山本周五郎 「季節のない街」
...「さっきから赤児の声がするようだが」「心づきませんでしたが...
山本周五郎 「初蕾」
...その垣の下に厚い布子絆纒(ぬのこはんてん)でくるんだ赤児とかなり嵩張(かさば)った包みとが置かれてあった...
山本周五郎 「初蕾」
...まるで立ちはじめた赤児のように...
山本周五郎 「やぶからし」
...腹心の胡赤児(こせきじ)という者へ...
吉川英治 「三国志」
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