...こんなことされて堪(たま)るもんか」こう言うのは深田贔屓(びいき)の連中だ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...これは大層日本贔屓(びいき)な人で...
大隈重信 「女子教育の目的」
...亭主は予々(かね/″\)贔屓(ひいき)になつてゐる鴻池の主人だといふので...
薄田泣菫 「茶話」
...嬢は私を知っていましてごく贔屓(ひいき)にしてくれます...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わたしの昔御贔屓(ごひいき)になった親分さんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...もっともこれは少し贔負の引き倒しの説かもしれない...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...憎まれもしなければ贔屓(ひいき)にもされませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...前身が贔屓(ひいき)筋ではあるし...
長谷川時雨 「市川九女八」
...贔負目(ひいきめ)には雪中(せつちゆう)の梅(うめ)春待(はるま)つまの身過(みす)ぎ世過(よす)ぎ小節(せうせつ)に關(かゝ)はらぬが大勇(だいゆう)なり辻待(つじまち)の暇(いとま)に原書(げんしよ)繙(ひもと)いて居(ゐ)さうなものと色眼鏡(いろめがね)かけて見(み)る世上(せじやう)の物(もの)映(うつ)るは自己(おのれ)が眼鏡(めがね)がらなり...
樋口一葉 「別れ霜」
...贔屓(ひいき)すぎての喧嘩沙汰...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...(どうか御壮健で御長命のほどを祈ります)私どもでまるまる二日も御贔負を願ひました...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...わたしはそれを贔屓眼(ひいきめ)に見て...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...贔屓(ひいき)贔屓で...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...でなければ久保田氏は岡田夫人が贔負なのでほめるのだと...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...贔屓役者七代目団十郎の寿海老人が...
森鴎外 「細木香以」
...贔屓(ひいき)にしている富士田千蔵(ふじたせんぞう)の名で公にしたのだが...
森鴎外 「渋江抽斎」
...自惚(うぬぼ)れや贔負(ひいき)目...
夢野久作 「鼻の表現」
...それには流石のパリ贔屓の久慈も寒気を感じてもう我慢が出来なかった...
横光利一 「旅愁」
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