...真贋(しんがん)の見わけに熟する為には「ほんもの」ばかりを見なければならぬ...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...こないだの贋百姓とは...
太宰治 「市井喧争」
...ここに取って押えた弁慶は贋物(にせもの)であるぞ」といいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...贋金をつかまされた家といふのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...『贋造通貨』といふ大著まで書いて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それほどの事をする贋金使ひの人相を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の店でも贋小判をつかまされたと言つたのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ロンドン公債と贋貨処分問題の内面的関連をのべたものである...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...贋貨を正貨に引換えることを人民が要求するのは...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...贋の千両箱を石船に積みこみ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...それは彼が二百万ルーブリからの贋造紙幣を隠匿していることが分って...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...贋ながらも上のように既に名を冒している次第だ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...仕掛けの細かい贋造紙幣印刷機と同じで...
松永延造 「職工と微笑」
...菊之助の井筒屋伝兵衛、花道の出よりお俊との出あひは、かつぷくも調子も、やや若輩(じゃくはい)過ぎし様なりしが、贋金を見せられ、片膝ついてぱらぱらと金をおとすあたりより、ぐつと引つ立ち、官左衛門に渡しし金も同じ贋金なりと聞き、思はず這(は)ひ出して覗(のぞ)き込み驚く所前と一つにならず...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...子爵が贋などとはまるで思わず珍蔵していたこの品を...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...僕には臍がないうたの議論のやかましやさてみなさま商標に御注意あれ巷間に贋物あり写生冬至老婆は空気枕のやうに軽い居睡りながら笑つてゐる夕暮しんとした山から大きな木の葉が落ちて来る月蛙のやうに啼いてゐる水禽さく さく と...
三好達治 「測量船拾遺」
...先生苦笑「自分で贋物を書く奴があるか」...
山本笑月 「明治世相百話」
...この街の人々はみんなこれを贋せ物だと云うのです...
夢野久作 「死後の恋」
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