「贈る」の意味
物を人に与える
小説での「贈る」の使い方
...僅に此(かく)の如し』とかきて山陽に贈る...
芥川龍之介 「八宝飯」
...山木と河合に贈るのだった...
海野十三 「火星探険」
...わしの部屋にある緑色のトランク――それには第一号から第十号までの番号がうってあるがそれを君たちに贈るから...
海野十三 「火星探険」
...兄に贈るべきマスクを入れた包みを...
海野十三 「空襲葬送曲」
...それを雪子と妙子との連名で贈ることにした...
谷崎潤一郎 「細雪」
...子供に贈る羽子板や翫具(おもちゃ)などをこてこて買って...
徳田秋声 「爛」
...故に余これを水人鮎沢伊太夫に贈ることを許す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...――提督(プーチヤチン)も私も本を贈ると云つたが――斷然辭退した...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...私(ひそ)かに食物菓子などを贈るという有様なれば...
福田英子 「妾の半生涯」
...(一月二十七日)人に物を贈るとて実用的の物を贈るは賄賂(わいろ)に似て心よからぬ事あり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...実用的な品をも贈ることを怠らなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...皆川村伝右衛門と云ふ人の贈る所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...夢のような画境を吾々に贈る...
柳宗悦 「全羅紀行」
...お礼に履き物を贈るようになったのは...
柳田國男 「日本の伝説」
...最も確実正確な時計を世に贈るという仕事――これがただ事であろうか...
横光利一 「欧洲紀行」
...そなたの贈る沍寒(ごかん)と...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...馬を降れば銀を贈る――というたとえがあるが...
吉川英治 「三国志」
...――自(みずか)ら言う もとはこれ京城(けいじょう)の女家は蝦蟇陵下(がまりょうか)にありて住む十三にして 琵琶を学びえて成り名は教坊(きょうぼう)の第一部に属す曲罷(おわ)りては曾(かつ)て善才(ぜんさい)を伏せしめ粧(よそお)い成りては 常に秋娘(しゅうじょう)に妬(ねた)まれ五陵(ごりょう)の年少は 争って纒頭(はな)を贈る詩は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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