...われわれの食事とすべて肉類には何か本質的に不潔なものがある...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ところでこの目的は、本質的には、社会的富の専有に関して人格と人格との関係を定めるのに、理性と正義とに合致するように諸人格の使命を調和することにある...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...その活動に次いで起こる生理的な表情も本質的にはかなりによく似た笑いと泣きの形式をとって現われるのではないか...
寺田寅彦 「自由画稿」
...それにしても神保町(じんぼうちょう)の夜の露店の照明の下に背を並べている円本(えんぽん)などを見る感じはまずバナナや靴下(くつした)のはたき売りと実質的にもそうたいした変わりはない...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...まず第一着に本質的に何よりもだいじなことは「写真板の上にあのような点模様が現われる」ことであった...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...実質的には解決し得ない問題としてしか現われて来ない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...併し学生であるが故に許されないものの方が実質的には比重が大きい...
戸坂潤 「学生の技能と勤労大衆」
...いつも実質的に云って抽象的な空気焔・観念的言論(イデオロジー)に過ぎなくなるのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...欧州の諸大学(例えばソルボーヌとかオックスフォードとか)が教会の束縛から実質的に脱却したことを地盤として...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...直観空間は質的にユークリッド的であると云い得ると思う...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...精神的にもまたは物質的にも自分の仕事を処理する道を知らず...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...シュパウンは後に社会的地位を得て物質的にシューベルトを後援し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...日本の文學者の中でいちばん氣質的に西洋臭く...
萩原朔太郎 「詩に告別した室生犀星君へ」
...本質的には個性は個性自身の働きそのものにおいて區別されるのでなければならぬ...
三木清 「人生論ノート」
...しかしながら教のこの展開はヘーゲルにおける概念の自己運動とも本質的に異なっている...
三木清 「親鸞」
...決して本質的に幸福...
宮本百合子 「「ゴーリキイ伝」の遅延について」
...わたしは本質的には...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...……だまっててくださいね、すると須野がちょっと怒って、……」たしかに、それは小さな理由かきっかけのひとつではあるにしても大したことではない、本質的に、真理子の生命をゆるがすほどのことではない、と私は思った...
山川方夫 「演技の果て」
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