...賤業婦などに入れあげる金はあつても...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...賤(しづ)が伏屋(ふせや)に畦(あぜ)の落穗(おちぼ)を拾(ひろ)ふも...
高山樗牛 「瀧口入道」
...質素と云うよりはむしろ極めて賤しい暮しをしていた...
寺田寅彦 「イタリア人」
...怯憶の賤しき者の矢は鈍し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...古い賤民(せんみん)的な素質を脱しきらないでいる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...或ハ賤(せん)ニヨシ...
中里介山 「大菩薩峠」
...人には老若貴賤の区別なく右に述べた神の如き何かが各自に宿っていることは...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...賤民でさえ恐れ入って近づかない蒼古たる廃塔のてっぺんに幽閉され...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...紙を漉くのにどれだけ襤褸くづをつかつたら堪能ができるのだらう! 貴賤の別なく猫や杓子までが見やう見真似で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...上下貴賤の差別なく婦人と云ふ婦人は化粧用として皆この「ムーシユ」を用ゐたもので...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...むしろナポリの喜劇役者の種族から出ているらしかった――なかば賤業婦の情夫で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...その中では人間が一の賤められた...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...静岡県安倍郡賤機(しずはた)村)又...
柳田國男 「日本の伝説」
...その代り賤(いや)しい乞食姿になって...
夢野久作 「白髪小僧」
...それから賤(しず)ヶ嶽(たけ)七本槍のひとりにも名が見えるし...
吉川英治 「新書太閤記」
...賤(しず)ヶ嶽(たけ)につづく東方の一山である...
吉川英治 「新書太閤記」
...賤ヶ嶽の七本槍――三振の太刀などと聞えたのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...賤ヶ嶽の一蹉跌(さてつ)以来...
吉川英治 「新書太閤記」
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