...眼から鼻へぬける鋭さ、賢さも、もちろん必要でしょう...
高神覚昇 「般若心経講義」
...この死の威嚇によって賢さを身につけ知慧の心を有するに至ったであろうか...
田辺元 「メメント モリ」
...賢さなどというものは全然見られぬ・愚鈍極まる顔でありながら...
中島敦 「環礁」
...さうかと云つて(大抵の邪惡な顏には何處か狡い賢さがあるものだが)惡賢いといふ柄でもない...
中島敦 「環礁」
...美しさも若さも賢さも申し分の無い女中で...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...美しさも賢さも不足はなかったのですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人の心を見透す賢さを持つたお由良は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...言ふことは賢さうですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お絹は始終うつ向いて、黙り込んで居りますが、それは町娘らしい、お侠(きゃん)と柔順さと、賢さと無知と、矛盾した性格を巧みにあしらった、まことに愛すべき存在らしく見えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お源はありや賢さうな馬鹿だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――現代人の尺度――賢さとは冷たいことである...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...「賢さん」の一篇は亡き友田中憲氏と予との交友をありのままに記せり...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...新しい世代の賢さから生れる家政上手に信頼をつなごうとするより...
宮本百合子 「異性の友情」
...仕事そのものの上達につれて二重の賢さ...
宮本百合子 「現実の道」
...彼の賢さがそこを引しめたから今日大家であるが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(c)われは賢者の賢さをほろぼし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一燈をたばかり取るわる賢さは...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...賢さとすることに賛成し難いものを感じるのだった...
横光利一 「旅愁」
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