...おれはかの女の羽二重の肌を賞翫してゐるのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...和歌を父母として生まれた俳句にも自然この初音という文字が踏襲され賞翫(しょうがん)の意味がそのうちに含まれていることも争われない事実であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...これが特に秋の空の澄み渡るのを賞翫(しょうがん)するのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...夫婦で道阿弥の赤鼻を賞翫(しょうがん)しながら眠りについた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...苟も美術として之れを賞翫(しやうぐわん)するにあたり...
綱島梁川 「国民性と文学」
...まだ賞翫(しゃうくわん)はして貰(もら)へぬ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...一口も賞翫(しょうがん)したことがねえんでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つ御賞翫(ごしょうがん)なすってみていただきてえ」と言ってにやにやしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...光沢(つや)の出た所をしきりに賞翫(しょうがん)している...
夏目漱石 「草枕」
...その代り沙翁の劇を賞翫(しょうがん)する態度でかかってはならぬ...
夏目漱石 「作物の批評」
...誰にも能(よ)く分る句にてしかも理想を含みたれば世人には賞翫(しょうがん)せらるるものと覚えたり...
正岡子規 「俳諧大要」
...ベースボールはもと亜米利加(アメリカ)合衆国の国技とも称すべきものにしてその遊技の国民一般に賞翫(しょうがん)せらるるはあたかも我邦(わがくに)の相撲(すもう)...
正岡子規 「ベースボール」
...お太刀(たち)すじが賞翫(しょうがん)いたしとうござります...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お登和嬢は今日の御馳走を大原に賞翫(しょうがん)されざるが何よりの心残り「ねー兄さん...
村井弦斎 「食道楽」
...広海子爵は丁寧(ていねい)に賞翫(しょうがん)して首を傾け「中川さん...
村井弦斎 「食道楽」
...西洋には水道の鉛管のために鉛毒を受ける人も沢山あるから我国でも水道の水を飲む人は毎日梅干を食べるがいい」と頻(しきり)に語る側で小山の妻君梅干の煮たるを賞翫(しょうがん)し「お登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...これこそ口へ入ると溶けるようだぜ」大原以前に懲(こ)りてや「なるほど柔くって実に美味(うま)い」と賞翫(しょうがん)する...
村井弦斎 「食道楽」
...君一つこの珍菓を賞翫(しょうがん)してくれ給え...
村井弦斎 「食道楽」
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