...「賄方をやつつけるんだつて...
薄田泣菫 「茶話」
...それは賄付(まかなひつき)の宿屋などとは以つての外のこと...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...賄賂がゆかなかったために...
田中貢太郎 「虎媛」
...お客さんが自分で賄をする...
種田山頭火 「行乞記」
...ここの屋根の下に賄(まかな)いの小川の食堂があって...
寺田寅彦 「病院風景」
...賄賂(わいろ)なんぞ取るものか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...多分大して贈賄しなくたって研究室に掛っている札の順序に...
戸坂潤 「社会時評」
...貴族院よりも一層賤劣なる行動を表明するに非ずや獵官に非ずんば賄賂の授受を目的とし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この賄賂は多きを要しないで一定していた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それでも賄夫(まかないふ)をふたりやとってその月給も...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...毎日眼に触れる収賄贈賄の新聞記事に中毒している人達は...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...老女中さんたちは自分賄いの共同台所をもっていたのだから...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...重吉は船頭から尾張藩の御船印と浦賀奉行の御判物(ごはんもの)を受取り、伊豆生まれの水夫を五人雇い入れて半田村の藤介を楫取にひきあげ、水夫頭に庄兵衛、帆係一番に為吉、同じく二番に七兵衛を据え、賄の孫三郎、水夫、綱取、飯炊(かしぎ)など合せて十四人、帰り荷の燈油二百樽、大豆二百俵を積み、十月の下旬に江戸を出帆した...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...先(ま)ず私のお賄は要(い)らないものとして下さいと...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...しまいには正直な人が侫人(ねいじん)に、贈賄者になって、賞罰を明にすることの出来ない4805裁判官は犯罪者の群に入ります...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...食事なども賄ってくれていた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...憂国塾ではそんな些細(ささい)な物まで塾生が賄わなければならないのか...
山本周五郎 「季節のない街」
...賄賂(まいない)を吏員に贈らなかったからでしょう」と...
吉川英治 「三国志」
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