...葉子一家は倉地と木村とから貢(みつ)がれる金で中流階級にはあり得ないほど余裕のある生活ができたのみならず...
有島武郎 「或る女」
...当時の紅葉は四方の書肆(しょし)文人来貢すという勢いであった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...合わせて十一卷をこの人に付けて貢りました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...そうして人間の生活になにがしかの貢献をすると同時に自己がかつてこの世に生存していたという実証を残す...
寺田寅彦 「柿の種」
...それは言語学的に貢献することは僅少(きんしょう)となるであろう...
寺田寅彦 「火山の名について」
...この點は九州説などの如く三代に由りて貢賦の名を巧に振り當てゝその説の齟齬を融通するといふ譯には行かない...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...それ故に禹貢の中に存する貢の事實はある程度まで信ぜらるゝとしても...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...その篇名を禹貢と稱することに由りても推察し得らるゝのである...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...お紺(こん)が泣けば貢(みつぐ)も泣く頃には...
中里介山 「大菩薩峠」
...事に依れば小野さんの方から幾分か貢(みつ)いで貰いたいようにも見える...
夏目漱石 「虞美人草」
...――貢(みつ)がなきやならない相手でもあつて――」「飛んでもない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...改良することによっていろいろな経路で活発に彼らの福祉に貢献する決心をもっている...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...これだけでもせめて多少の貢献になろうことを...
三上義夫 「数学史の研究に就きて」
...母親に月々三十ドルの給料を貢いだが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...公私のために貢献されて居ると聞いてゐたが...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...「賭物(かけもの)貢(みつぎ)ノ式」といふのが...
吉川英治 「折々の記」
...わしらには何のかかわりもない」「ひどい貢税(みつぎ)や戦のない世でさえあるならば……」「それがわしらの氏神(うじがみ)だよ...
吉川英治 「私本太平記」
...子貢曰く、その礼を見れば而(すなわ)ちその政を知り、その楽を聞けば而(すなわ)ちその徳を知る...
和辻哲郎 「孔子」
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