...硯友社がメキメキ文壇に勢力を伸して行ったのはこれらの多数の応援隊の社会的潜勢力に負う処が少なくなかったのである...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...彼はそれを潔としない程気を負うた武士気質(かたぎ)の男であった...
田中貢太郎 「義人の姿」
...琵琶(びわ)の箱を背に負うて...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...近く山を背負うた浜のあたりは...
土田耕平 「さがしもの」
...ますます大きな感謝を私はこれを与えた者に対して負うのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...その責めを負うべきものは必ずしも製造者や当局者ばかりではない...
寺田寅彦 「断水の日」
...この放縦無頼(ほうじゅうぶらい)のウスノロのマドロスの力に負うところが無いとは言えない状態なのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...私に一番接近した十五六の女の子の背負うて居た乳飲児が其女の子の肩へ挂けて白く乳を吐いた...
長塚節 「隣室の客」
...厚い毛の下着とブランデーをルックザックにいれて背負うと...
久生十蘭 「キャラコさん」
...しかも二三カ所手痍(てきず)を負うた奴を着た壮年の男が...
二葉亭四迷 「浮雲」
...真実と正義に対する義務もより多く負うているのは当然だからである...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...「私が納得出来れば負うべき責任は負います」そう答えた...
宮本百合子 「刻々」
...ある者は塗を背負う...
柳宗悦 「陸中雑記」
...とても宣伝費を背負う力が無く...
柳田国男 「予が出版事業」
...それだけの罪を負う価値があると思ったからである...
夢野久作 「道成寺不見記」
...画家の名を負うたン・ダイクの河岸(かし)の凹凸(あうとつ)の多い石畳を踏み...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...氏職の子を負うて...
吉川英治 「黒田如水」
...われら重責を負う遺臣としても...
吉川英治 「新書太閤記」
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