「貞女」の意味
貞節を守る女性
「貞女」の例文(場面別)
- 歴史・古典文学江戸時代の物語には、夫に先立たれた貞女が生涯再婚せずに過ごす様子が描かれている。
- 道徳教育この教材では、貞女としての美徳を説く昔話が紹介されている。
- 文化研究貞女の概念は、儒教の影響を受けた東アジア諸国に共通してみられる。
小説での「貞女」の使い方
...その石が大きいほど貞女孝子と褒められる...
會津八一 「一片の石」
...今の世の貞女の鑑(かがみ)だつた...
芥川龍之介 「一塊の土」
...浮気をする、貞女、孝女、慈母、淑女、そんな者があるものか...
泉鏡花 「婦系図」
...敏子に云わせれば「ママは貞女の亀鑑」なのだそうで...
谷崎潤一郎 「鍵」
...そう云う風に考えたら貞女も淫婦(いんぷ)も悲しくないなんて女はないさ」ひとしきり孰方(どっち)も黙り込んで鍋の物を突ッついていた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...ある童貞女らの修道院において「常住礼拝」をしなければ贖(あがな)われるものではないように思われた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...童貞女らは囚人らよりもいっそうひどく身をかがめていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...われわれが彼女に与えた似而非貞女という付札は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...貞女だと思い込んでしまうのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...貞女、節婦とも、称められんこともない――と――某は――見ておるが――」月丸は、綱手の上げた眼へ、美しく、澄んだ眼で、笑いかけた...
直木三十五 「南国太平記」
...したがって自分は天下一の孝行者で、天下一の貞女で、天下一の町人――は、ちとおかしいが、何しろ立派なものと心得ていたんでしょう...
夏目漱石 「創作家の態度」
...たといいかな忠臣でも孝子でも貞女でも...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...今となって娘の貞女に思い当り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内儀のお通に無理に貞女を立てさせて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いままでの貞女(ていじょ)のような私の虚勢(きょせい)が...
林芙美子 「清貧の書」
...貞女とか忠義に凝った女などは人形のように思われます...
与謝野晶子 「産屋物語」
...百姓の中の孝子や貞女を頌徳(しょうとく)し...
吉川英治 「三国志」
...ですから、御出陣のお留守居などを、ゆめ、淋しいなどと、甘えるのではございません」「貞女、貞女...
吉川英治 「新書太閤記」
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