...その豊富な素朴な孤独味を知らなかつた(長野で北光君に教へられて残念がつた)...
種田山頭火 「旅日記」
...どんな偉大な作家の傑作でも――むしろそういう人の作ほど豊富な文献上の材料が混入しているのは当然な事であった...
寺田寅彦 「浅草紙」
...作品に対する極度に豊富な経験...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...そういう発生期に於ける科学はいつも豊富な文学的意義を持っていたのが事実である...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その実質から云って精神(文化及び社会)の最も豊富な歴史的記述に他ならないのだから...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...豊富な知識をもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...とまれ現識の豊富なことは世間では...
中原中也 「芸術論覚え書」
...彼はまた非常に豊富な材料の所有者であるという事を容易に証拠立てる...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...彼の知識は豊富な代りに雑駁(ざっぱく)であった...
夏目漱石 「明暗」
...言語の豊富な聯想性(れんそうせい)とによるのであって...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...貴下のいとも豊富なる想像力と創作力とに依り...
牧野信一 「手紙」
...材料の豊富なるは言ふまでもなけれど...
正岡子規 「墨汁一滴」
...労働の需要と豊富な働き口を見て...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ゲーテは自然概念をもつて歴史を考へる最も模範的な且つ最も豊富な場合を現はしてゐる...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...蕎麦切の味がなければ別に蕎麦でなくとも他に栄養豊富なものも沢山ありましょう...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...しかし彼らの愛した品の数も種もそんなに豊富なものではない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...身体いっぱいに豊富な石鹸の泡を塗っていた...
横光利一 「上海」
...それが豊富なると適度なるとまたは不十分なるとを問わず...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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