...声もなく大谿谷の美にうたれて...
海野十三 「火星探険」
...子爵は恐ろしい雪崩と共に深い谿谷へ落ちて生涯を閉じたのである...
海野十三 「千早館の迷路」
...此二里の谿間の死んだ樹の下をくぐつて一番奧まで來たことがある...
江南文三 「佐渡が島から」
...南谿は医を業としたが...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...コーカサスというところは禿山と森林と巨きな谿谷ばかりで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...山裾の谿川(たにがわ)の岸の草原に跪坐(しゃが)んでいる...
徳田秋声 「あらくれ」
...牧谿(もっけい)のように支那に真蹟がなくて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...この深い谿谷にも...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...谿谷の土地の改良は主として家畜から生ずる肥料に依存しなければならぬから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...枕に響く谿流の音は...
水野仙子 「道」
...私は雉を射ちに谿へ行つた...
三好達治 「測量船」
...橘南谿の如きも、名立崩れの前に現れた光象について長々と記述しながら、地震との関係については一言半句も費やしていないのである...
武者金吉 「地震なまず」
...漸次谿(たに)に沿うて北へと登る...
柳宗悦 「日田の皿山」
...それがいたる所深い谿(たに)をさかのぼり...
柳田国男 「雪国の春」
...谷底の川音が全谿に反響を立てゝ...
吉江喬松 「霧の旅」
...だんだん身軽になって百月川(どうづきがわ)の谿谷(けいこく)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...牧谿画(えが)く遠浦帰帆の紙中の墨にまで滲(にじ)みあうような湿度であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...谿川(たにがわ)ぞいに逃げ出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
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