...それは護謨(ごむ)に似たねばねばする液体だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...赤い護謨(ごむ)のやうにおびえる唇が力(ちから)なげに...
大手拓次 「藍色の蟇」
...一路自動車にて奥田彩坡(さいは)経営の士乃(セナイ)の護謨(ゴム)園を訪ふ...
高浜虚子 「五百五十句」
...濡(ぬ)れ手拭を入れた護謨(ごむ)の袋(ふくろ)をぶら提(さ)げながら...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...既にその弾力を失したる護謨(ゴム)枕の如し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...護謨の乳首に決して吸いつかなかった...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...弾力なき護謨(ゴム)である...
夏目漱石 「虞美人草」
...護謨輪(ゴムわ)の車を玄関へ横付にして...
夏目漱石 「それから」
...新嘉坡(シンガポール)の護謨林(ゴムりん)栽培などは学生のうちすでに目論(もくろ)んで見た事がある...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...護謨球(ゴムだま)のように...
夏目漱石 「道草」
...最も原始的な情緒この密林の奧ふかくにおほきな護謨(ごむ)葉樹のしげれるさまはふしぎな象の耳のやうだ...
萩原朔太郎 「青猫」
...文字通り護謨臭い...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私の父は本所に小さな護謨(ゴム)工場を持っていた...
堀辰雄 「三つの挿話」
...到るところ護謨(ゴム)靴に代られている...
柳宗悦 「全羅紀行」
...それより護謨(ゴム)園を見に行く...
横光利一 「欧洲紀行」
...左右の欠刻から沁み出る護謨(ごむ)液が中央に集つて落ちるのを採収夫が硝子(ガラス)の小杯(コツプ)に受けて廻るのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ジヨホオルでの護謨(ゴム)栽培は一年の借地料が一エエカア五十銭だ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...護謨(ゴム)の苗木は十八尺四方の中に一本を植ゑる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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