...後の世の人がきつとお誹り申し上げるでしよう...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...まず世間の噂をいっさい否定したあとで「近ごろの私に対するこのような誹謗が根も葉もないことは神も照覧あれと申しましょう...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...この誹謗もまたその輪のほかを出られない...
立原道造 「夏秋表」
...こうした誹誘をこうむっている上に...
デフォー Daniel Defoe 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...此後我は永遠に汝に對しとこしへに誹謗恥辱の種たらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...悪人の誹(そし)りは残していない...
中里介山 「大菩薩峠」
...女(をんな)らしう温順(おとな)しう成(な)つたと褒(ほ)めるもあれば折角(せつかく)の面白(おもしろ)い子(こ)を種(たね)なしにしたと誹(そし)るもあり...
樋口一葉 「たけくらべ」
...過失(あやまち)もなく誹りもなきは男の身として本意にては有るまじ...
樋口一葉 「花ごもり」
...そのことのゆえに彼の芸術を誹謗するいわれは少しもないのだ...
平林初之輔 「ポウの本質」
...一 既に優美を貴(たっと)ぶと言えば、遊芸は自(おのず)から女子社会の専有にして、音楽は勿論、茶の湯、挿花(いけばな)、歌、誹諧、書画等の稽古は、家計の許す限り等閑にす可らず...
福沢諭吉 「新女大学」
...新聞記者などが大臣を誹(そし)るを見て「いくら新聞屋が法螺(ほら)吹いたとて...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...内の鶏なんざあ何の役にも立たぬと誹(そし)ると...
南方熊楠 「十二支考」
...又た誹(そし)る人もあるべけれど...
森鴎外 「舞姫」
...同翁の生涯を誹謗(ひぼう)し...
夢野久作 「近世快人伝」
...于禁を誹(そし)って訴えた青州の兵はそれぞれ処罰し...
吉川英治 「三国志」
...陣中へ女子を伴(ともな)ったと誹(そし)られるにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...十叡山の大衆(だいしゅ)は、その後、(吉水は降伏した)と、例の法然とその門下の名をつらねた七箇条の誓書に、凱歌をあげていたが、(あれは、奴らの戦術だぞ)という者があり、また、(吉水の念仏者たちは、いよいよ結束して、信仰をかためているし、外部の門徒たちも、なお殖えるような勢いにある)と聞くと、(それは捨ておけぬ)ふたたび持ち前の嫉視を向け、弾圧、迫害、誹謗(ひぼう)、あらゆる反動を煽(あお)って、とうとう、朝廷へ向って「念仏停止(ちょうじ)」の訴えを起した...
吉川英治 「親鸞」
...一度彼を見てはその誹謗を信ずることをやめた...
渡辺温 「絵姿」
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