...「誰彼かまわず話しかけるなんて失礼だよ...
...「彼女は誰彼関わらず優しい人だ...
...「誰彼構わず好奇心旺盛な子供だった...
...「彼は誰彼知らずに自分の意見を述べていた...
...「誰彼問わずフレンドリーな態度で接するのが彼の持ち味だ...
...客の誰彼と東京談をしてゐた...
石川啄木 「鳥影」
...彼女の周囲の誰彼が...
伊藤野枝 「惑ひ」
...同伴の日本人の誰彼れは驚いて介抱して直ぐ下宿に連れて戻ったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...尤も俳優の誰彼は...
薄田泣菫 「茶話」
...あとで彫刻家は知合の誰彼にこの話をして...
薄田泣菫 「茶話」
...客の誰彼にかまわず纏(まつわ)りつく小さな子供も珍しくいなかった...
高見順 「如何なる星の下に」
...誰彼時(たそがれどき)に紛(まぎ)れて只一人...
高山樗牛 「瀧口入道」
...誰彼なしに感謝したい気持がしているので...
谷崎潤一郎 「細雪」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...とうとう誰彼(たれかれ)となく君僕で話す...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...そうかと思うと誰彼の腰だの衣裳だのブローチだのが...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...幕はあいたけれども、道庵は見物席へ戻ることはすっかり忘れて、次から次へ舞台へ出て行く役者や太夫さんに頓着なく、居残りの床山であろうと、衣裳方であろうと、世話役であろうと、お茶くばりであろうと、とったりであろうと、誰彼の容捨なく、芝居話を持ちかけているうち、舞台面が進んで、一人行き二人行き、ほとんど楽屋が空ッぽになると、道庵も喋(しゃべ)りくたびれて、ようやく御輿(みこし)を上げようとして、よろよろとよろめき出し、衣裳小道具を入れて来た長持のところへ来ると、さきほどから非常に睡気がさしているので、よろよろとして、その長持の中へ転がり込んだのか、そうでなければ尻餅をついたを幸い、そのまま長持の中へ寝こんでしまうと、そこへ上からフワリと衣裳が崩れ落ちて来て、道庵の身を押しかぶせてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰彼と言おうよりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...心中者の後ろ髪なんぞ引くもんですか」「誰彼と申しましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はそれを誰彼に示しては...
中島敦 「かめれおん日記」
...昔の巨人の姿――夏の日の午(ひる)過ぎ時刻誰彼の午睡(ひるね)するとき...
中原中也 「山羊の歌」
...路地内の住人の誰彼もゾロゾロと入りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中沢氏には芸者達までが「神様」と云ふあだ名を附けて、崇敬の念を以て遇してゐたらしいが、この「神様」は酒は好きだが強い方でなく、三四本飲むともう忽ちに酔態淋漓、杯の酒は殆んどみんな澪(こぼ)してしまひ、誰彼の差別なく、そこらにゐるものをつかまへては、「馬鹿野郎...
吉井勇 「青春回顧」
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