「誰彼」の意味
あの人やこの人
小説での「誰彼」の使い方
...「誰彼かまわず話しかけるなんて失礼だよ...
...「彼女は誰彼関わらず優しい人だ...
...「誰彼構わず好奇心旺盛な子供だった...
...「彼は誰彼知らずに自分の意見を述べていた...
...「誰彼問わずフレンドリーな態度で接するのが彼の持ち味だ...
...誰彼の差別のあるべきはずがない...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...そこは誰彼となしに小便すると見え...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...誰彼となく話しかけたくて仕様がなくなるし...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...宅中(うちじゅう)の誰彼に見せびらかした...
夏目漱石 「行人」
...写真の誰彼(だれかれ)を極(き)めるのは容易であるが...
夏目漱石 「それから」
...千代子は固(もと)より誰彼の容赦なく一様に気易(きやす)く応対のできる女だったので...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その人の持前がその誰彼に至つてゐない限り結局ボロを曝露するばかりだ...
南部修太郎 「氣質と文章」
...誰彼(たれかれ)の見境もなく縛つてしまひますよ」「縛りたきや縛らせて置くが宜い」さう言ひ乍らも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...誰彼の顔を眺めるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...社命を畏こまつて雲の彼方の露都を志し六月十二日雨持つ空の何となく湿つぽい夕弱妻幼児親戚の誰彼...
二葉亭四迷 「旅日記」
...誰彼(たれかれ)の見界(みさかい)はない...
二葉亭四迷 「平凡」
...あれではさすがの千杖子も乗気になるのも道理だと誰彼となく云ひ合つてもゐたさうです...
牧野信一 「早春のひところ」
...自若として近親の誰彼に向つてこの世の暇乞をのべた老父の面影は...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...誰彼なしにムシャクシャ腹だあ...
三好十郎 「鈴が通る」
...平生心安くする誰彼(たれかれ)に相談したが...
森鴎外 「雁」
...何遍となく、誰彼へ、杯を与え、「玄蕃(げんば)も、おらば」と、ふと淋しさをもらしたが、たまたま、座中で玄蕃允の失敗を悔やんでいる者の言を聞くと、却って、「玄蕃の咎(とが)めだては止めい...
吉川英治 「新書太閤記」
...老いさらぼっている同族の誰彼よりは...
吉川英治 「親鸞」
...誰彼(たれかれ)を招いて...
吉川英治 「松のや露八」
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