...〔譯〕誣(し)ふ可らざる者は人情なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...武揚の誣ふ可らざるの情天聽(てんちやう)に達(たつ)し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...敢て朝廷を誣(し)いて功を貪(むさぼ)らじ』これは道徳的に立派なばかりではない...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...それを云ったように誣(し)いるのはいつもの川島の意地悪である...
芥川龍之介 「少年」
...それを小説や戯曲ばかり幅を利(き)かせてゐるやうに誣(し)ひられるのは少くとも善良なる僕等には甚だ迷惑と言はなければならぬ...
芥川龍之介 「変遷その他」
...神のは人慮(じんりよ)をもてかろ/\しく誣(しゆ)べからざる物をや...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...世を惑(まど)わし民(たみ)を誣(し)い...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...余は甘んじてその誣うるに任せ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...また誣(し)いざるなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...科学を誣いるものでしかないと考えられた...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...意地の悪い讒誣(ざんぶ)が広まって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ただうろ覚えの古い風説や讒誣を種にしゃべりだしただけの話である...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ことさらに誣(し)いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「罪ありと我を誣(し)いるか...
夏目漱石 「薤露行」
...これなくば秋の景色は平凡化するといっても誣言(ふげん)ではあるまい...
牧野富太郎 「植物記」
...加藤家の事件は光正が父を讒誣(ざんぶ)したものとは知れたが...
森鴎外 「栗山大膳」
...平四郎の如き朝廷を誣罔(ぶまう)する大奸賊登庸(とうよう)せられ...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...彼は吾人を誣(し)ひて吾人の思はざることを思ひたるが如く言へり...
山路愛山 「明治文学史」
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