「誑」の意味
だます
小説での「誑」の使い方
...態々人から借りて呉れてやつて誑(さま)されるより...
石川啄木 「葉書」
...第一一四項 酒狐の誑惑かつて『宮崎新報』に...
井上円了 「おばけの正体」
...日の暮れた後に通行人を誑惑(きょうわく)するという評判があった...
井上円了 「おばけの正体」
...老狐のために誑惑せられしと信じたりと答えた...
井上円了 「おばけの正体」
...――村長や小学校長を先頭に若者達も元気で出て行ったバンザーイ バンザーイ小作料も払えない家のことなどふり捨てて――国家の為――八千万国民のためだとああだが間もなく故郷には入った情報は戦死! 負傷!おお 片腕や松葉杖や白骨の大量生産品物は払底するし物価は上った村長は戦死者を表彰したが村には乞食が増加した「えい 何時まで誑(たぶらか)されておれるかい」野郎は藁蒲団の上から起ち上った...
今村恒夫 「アンチの闘士」
...「われ実(まこと)に爾(なんじ)に誑(たばか)られて...
巌谷小波 「こがね丸」
...決して誑かすものでないといふ事を知るのは...
薄田泣菫 「茶話」
...芸術家を誑(たぶら)かさうと...
薄田泣菫 「茶話」
...急ぎ兵部奴を誑(たばか)り寄せて...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...毎日ほど入り込んでは誑さうとして居るんです...
徳田秋聲 「媒介者」
...如何な事から彼奴の甘言に誑されんとも限らないからね...
徳田秋聲 「媒介者」
...「あなたまで誑かされたんじゃないでしょうか...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...あいつは女マクベスぶりを発揮して夫を誑かし...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...金輪際誑らかさずに措くものぢやない!……さて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...その真にあらざるを知り大いに誑(たぶら)かされしを怒る...
南方熊楠 「十二支考」
...無頼の徒その弟子と称し相(あい)誑(たぶら)かし...
南方熊楠 「十二支考」
...こいつに誑(たぶら)かされているのだと考えたのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「残念ながら我々は誑(たぶらか)された...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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