...吾輩も一議なく石川君に同情して其歌を一種の創作と認むるに躊躇しないのである...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...神もまたヨブが自ら己を救い得ることを認むるであろう...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...爾の胸に王國を認むるものにして...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...やがて二人のアイアース戰志倦まざるもの認む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...意義を認むるのである...
朝永三十郎 「學究漫録」
...毫も之に意義を認むるものではない...
朝永三十郎 「學究漫録」
...政府を動かし復た之れを一小事件と認むる能はざるに至らしめたり彼は此問題に於て老獪縱横なる後藤伯と爭へり才辯多智なる陸奧伯と爭へり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...おたがいの無力を認むることである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...月に向う輪廓に沿い、空に微光を認む...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...返事認む」とか、「午前夏へ端書認め高等学校に行きてオルガン引く」とか、「夏より写真来れり...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...百代の遺恨(いこん)を結晶したる無数の紀念(きねん)を周囲の壁上に認むるであろう...
夏目漱石 「倫敦塔」
...「天皇の主権を認むべし」とか...
蜷川新 「天皇」
...若しもの時は後事よろしくお頼み申し候 尚私所有の遺物は大部分栄二へ御譲り下され度願上候父上は当分帰宅なき様子にて決して依頼心を起すことなく御身も自活の道を講ぜられ度願上候若し無事帰宅せば私も御身の滞在中その地へ参り種々心残りのこと伝へ置きたく思ひ居り候八月十日夜認む母より信一殿御許へ読み終ると彼は...
牧野信一 「スプリングコート」
...京水瑞英の学術は漸く世間の認むる所となつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其の間ま明に繪聲たるを認むべきものも能く派生語を形づくること少しと...
森林太郎 「「言語の起原」附記」
...その女がたしかに男を殺すつもりであったという事実上の証拠と認むべき第一回の珈琲事件の真相がこんな風に正反対に引っくり返って来るとなれば...
夢野久作 「暗黒公使」
...この事実は万人の認むるところで...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そして一種の押えがたき隆起の力を認むると同時に...
吉江喬松 「山岳美觀」
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