...さういふことにかけては融通無碍(むげ)の誉れを持つてゐた...
薄田泣菫 「春の賦」
...―――「あれこそ武勇の誉れの高い河内介でございます」とお附きの者に教えられて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...わしゃ一生の誉れでございまさあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...夙(つと)に聡慧の誉れが高い...
中島敦 「セトナ皇子(仮題)」
...もって一つには家門の誉れ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...父を組合の誉れ、後進の手本、欠かすことのできない組合員と呼び、父の退職は組合をほとんど破滅させてしまうだろう、といいました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...その二つの聖像は高徳の誉れ高い苦業僧*ワルフォロメイ聖者から授けられたものであつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...でもそんなことをしたら敵に紳士の誉れを与えかねない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...富も誉れも願わざりけり昭和二十八年九月...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...富も誉れも願わざりけり余ガ年少時代ニ抱懐セシ意見左の一篇は私が年少時代にわが郷里土佐高岡郡佐川町の自宅に於てその当時私の抱懐していた意見を書き附けたもので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...これは晩年の誉れを招くだけの彼として初役ながらいゝ出来だつたが...
三宅周太郎 「中村梅玉論」
...徳川将軍は名君の誉れの高い三代目の家光で...
森鴎外 「阿部一族」
...武勇の誉れの高い者ほどたくさんの妻を持っている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勝利の誉れにあずかろうとすることを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勝利の誉れを与えるように望んでいる*...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...主君は名医の誉れを望んでおられるからと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三董貴妃は深窓にあるうちから美人の誉れがあった...
吉川英治 「三国志」
...ただ父信秀の代より、久しく禁門の騒塵(そうじん)を憂い、御宸襟(ごしんきん)の安からぬ代(よ)を嘆じておりましたが、今日、僻地(へきち)より上洛して、衛門の任にあたること、武門の誉れ、一族の欣(よろこ)び、これに如(し)くものはありません」と、謹んで奉答した...
吉川英治 「新書太閤記」
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