...真の国粋を誇りうる芸術だといえましょう...
上村松園 「無表情の表情」
...このことを誇りに思っていた...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...自分に門下生の多いのを誇りたさの念から...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...私たちはこれを守り育ててゆくことに義務と誇りを持って居るのであります...
高浜虚子 「俳句への道」
...「別府も八年前とは大変変りました」と誇り顔にいった...
高浜虚子 「別府温泉」
...(僕は美しい母と姉を誇りにしていました)そうして...
太宰治 「斜陽」
... 120勝に誇りて翼ある言句放ちて叫び曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...この町がみずから誇りとしてる清浄潔白な外観を風俗中に維持するのに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...天下の直参の誇りの中に生き...
中里介山 「大菩薩峠」
...その禁を犯して活動写真館へ行くことが彼等の間の誇りとなった...
中島敦 「プウルの傍で」
...人道主義的誇りからも...
中谷宇吉郎 「老齢学」
...名花珍草をもって軽軻(けいか)を飾るに趣向をもってし、新奇を競い、豪奢を誇り、わずか数時間のお馬車の遊行に、数万法(フラン)をなげうって恬然(てんぜん)たるは常住茶飯事(まいどのこと)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...彼女は「若き日の誇り」をずっともっていたらしいから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本心から自分の冷たさと無感覚とを誇りとし・真面目な顔でそれが信じられることを欲する・婦人たちについての話である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...四「この橋の下には、人間の生活はありません」と老人は静かに話を続けた、「こういうところで寝起きするようになってからの私は、死んだも同然です、橋の上とこことはまったく世界が違いますが、それでも私には、橋の上の出来事を見たり聞いたりすることはできます、世間の人たちは乞食に気をかねたりはしませんし、もうこちらにも世間的な欲やみえはない、ですからどんなこともそのままに見、そのままに聞くことができます、いいものです、ここから見るけしきは、恋もあやまちも、誇りや怒りや、悲しみや苦しみさえも、いいものにみえます」老人はまた鍋の蓋をとり、杓子で中のものを掻(か)きまぜた...
山本周五郎 「橋の下」
...その底の底に悪魔らしい明智と胆力に対する確信の誇りが浮き上っているのがわけもなく見え透くのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...あくまで“海の平氏”たるを誇りとし...
吉川英治 「随筆 新平家」
...幕兵とちがって、連日、戦に勝っている驕兵(きょうへい)だし、肩の錦布(きんぎれ)が、めずらしくて、誇りがましくて、犬にも威張ってみたいような薩摩兵の群れであった...
吉川英治 「松のや露八」
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