...詰る所現内閣を信任せずとの意に歸する乎と述べしに島田氏は唯靜に然りと答へて微笑しつゝ拍聲手裡に壇を下り...
石川啄木 「雲間寸觀」
...呼吸(いき)が詰る...
泉鏡花 「活人形」
...舌がたちまち縮んで咽喉(のど)へ声の詰る処へ...
泉鏡花 「薄紅梅」
...書き出しに行き詰る人がある...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そして息詰るこの醉ひの苦しみはやがて又この現在の煩悶の苦しみであつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...息詰る様な暗雲が低迷していた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...」義直は呼吸が詰るやうに苦しかつた...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...ホントウは行き詰る...
種田山頭火 「其中日記」
...少し呼吸(いき)が詰るようになった...
近松秋江 「雪の日」
...資本主義的消費生活が行きづまると考えられる限りモダーニズムは行き詰る...
戸坂潤 「思想としての文学」
...詰るところみんな慾ですね」「どんなものですかね」「あの...
中里介山 「大菩薩峠」
...水に入って溺れず……」だけで独仙君ちょっと行き詰る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...熊谷三郎兵衛の誕生祝の御座敷だよ」「そいつは気が詰るだろうな」「此方が新聞記者だ...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...其中(そのうち)に曖昧(あやふや)な処に出会(でっくわ)してグッと詰ると...
二葉亭四迷 「平凡」
...喉の詰る思ひがした...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...由て死兒の母を嚴しく詰ると果して其通りだつた...
南方熊楠 「人柱の話」
...一人の子供が息詰るやうな異樣な咳きの發作を起して咳き始めた...
横光利一 「榛名」
...矢代だけは一寸心が詰るように由吉の話を聞いていた...
横光利一 「旅愁」
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