...友(とも)の喋喋(べらべら)語(しゃべ)るのを詮方(せんかた)なく聞(き)いている...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...いまは詮方なしと三軍が力を合せて御ところに攻め入る事になつたとか...
太宰治 「右大臣実朝」
...大事に育てる茄子の一本が枯れた、根切病、詮方なし...
種田山頭火 「其中日記」
...毎日の冬ごもりには困るけれど詮方ない...
種田山頭火 「其中日記」
...詮方なしに駅行を止める...
種田山頭火 「白い路」
...詮方なしに起きたが...
種田山頭火 「旅日記」
...今は詮方(せんかた)なし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...長吉(ちやうきち)は詮方(せんかた)なく疲れた眼を河(かは)の方(はう)に移した...
永井荷風 「すみだ川」
...兵馬も詮方(せんかた)なしに...
中里介山 「大菩薩峠」
...詮方(せんかた)なく米友は...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり身体(からだ)が健康な証拠だね」竜之助も詮方なしに...
中里介山 「大菩薩峠」
...と言われて見れば詮方無く...
西尾正 「陳情書」
...売っても値にならないために詮方なく鼠のかじるのにまかせっぱなしのわずかばかりのおれの蔵書を...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...我(わ)れは詮方(せんかた)なけれどお名前(なまへ)に申わけなしなどゝ...
一葉女史 「大つごもり」
...我れは詮方なけれどお名前に申わけなしなどゝ...
樋口一葉 「大つごもり」
...如何とも詮方なく...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...今更に詮方(せんかた)もなく...
福田英子 「母となる」
...詮方(せんかた)無さに町道場に押入りて他流試合を挑み...
夢野久作 「白くれない」
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