...遠慮会釈なくそんな所で葉子になれ親しむのは子供たちだった...
有島武郎 「或る女」
...克(よ)く見ると実に親しむべき愛嬌のある顔だ...
石川啄木 「葬列」
...私はこれらのものの水のなかの生活に親しむにつれて...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...いつのまにか歴史というものに親しむようになった...
津田左右吉 「学究生活五十年」
...昌造は幼時からそれらの家藏本に親しむことが出來た...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...人はたちまちにして幸福に馴(な)れ親しむ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私はいつしか酒に親しむようになった...
豊島与志雄 「道化役」
...馴れ親しむことが智慧の初めであろう...
豊島与志雄 「守宮」
...最も系統的に且つしみじみとそれ等に親しむことのできたのはオランダの博物館であった...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...朝夕親しむつもりだつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つい口の慎しみがなくて親しむに伴れては喧嘩などをすることは屡々であるが...
牧野信一 「ライス・ワッフルの友」
...ローマの議院でシーザーに一切ローマ婦人と親しむ権力を附くべきや否やを真面目(まじめ)に論じた例あり...
南方熊楠 「十二支考」
...大将が親しむこともなかった継母のことでこうまで悲しむのは不思議なことであると目をつけた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...天馳せる荒鷲でなしに地面すれすれに飛ぶ親しむべき燕の姿に自らなぞらえたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雪国は火に親しむ暮しを求めます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...べつにおあいそも云わず親しむようすもない...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...相親しむに如(し)くはない...
吉川英治 「三国志」
...日夜我らの親しむ親や子供の顔...
和辻哲郎 「院展遠望」
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