...秀調(しゅうちょう)なぞも覚えています...
芥川龍之介 「文学好きの家庭から」
...これは前記『日本アルプス』の中の何(ど)の辺に出ている言葉であるか、何分(なにぶん)今から十二三年前の作であるから、引用した私にも分らない、覚えていない...
宇野浩二 「それからそれ」
...火星へ向って苦労するのは元より覚悟の上です...
海野十三 「火星探険」
...いつでも私の触覚は音楽をきく時の第一関門となるのである...
高村光太郎 「触覚の世界」
...だから見覚があると私が云つたんですよ...
田中貢太郎 「あかんぼの首」
...省三は眼が覚めたように四辺(あたり)を見まわした...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...葉生 その話はね、先生、周立五(しゅうりつご)という男の話ですがね、その男は、顴骨(かんこつ)がひっこんでて、頤(あご)がすっこけ、口鬚(くちひげ)も生えないで、甚だ風采(ふうさい)のあがらないうえに、三十二になっても、童子の試にとおらないという困り者でしたが、お父さんに随(つ)いて荊南へ行って、南城の外倉橋の側に宿をとっていると、夢に雉冠絳衣(ちかんこうい)の人が来て、その人は右の手に刀を持ち、左の手に鬚のある首を持っているのですが、その人が周の榻(ねだい)の前へ来るなり、いきなり周の首を斬って、手に持っていた首と易(か)えて行ったので、周はびっくりしてお父さんの足にだきつき、大声をあげたから眼が覚めたのです、眼を覚して、首を撫でてみますと、べつに異状もないので安心したのです...
田中貢太郎 「涼亭」
...その社会的役割を文学者(作家=評論家=読者大衆も含めよ!)自身が自覚し得ようが得まいが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...漸く曙光(しょこう)を得たのであるということくらいは覚悟しておく必要がある...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...それは国にいる時分の体面を保つ事は覚束(おぼつか)ないが(国にいれば高等官一等から五つ下へ勘定(かんじょう)すれば直ぐ僕の番へ巡(ま)わってくるのだからね...
夏目漱石 「倫敦消息」
...見覚えのあるパンフレットがのつてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...異様な圧力が急に無くなった斬新な感覚を味わっていた...
久生十蘭 「ノア」
...こは予(かね)てよりの覚悟なりけれど...
福田英子 「妾の半生涯」
...一つも発覚しとらんし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...そういう自然の中に他国の感覚で入って行って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...またある薬によっては覚醒させられる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...剋(か)ちとるほどな覚悟をもってかからねば...
吉川英治 「大岡越前」
...左右の将ですら覚えがない...
吉川英治 「私本太平記」
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