...見覚えのある独木舟(まるきぶね)が一艘...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...けふは――僕は見覚えのある濠(ほり)の向うを眺めた...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...そこには僕が考えていたとおり雑記帳や鉛筆箱とまじって見覚えのある絵具箱がしまってありました...
有島武郎 「一房の葡萄」
...電車どおりにゆくまでにしげしげ見た見覚えのある模様の単衣だった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...それは、どこかで、見覚えのある顔、見覚えのある声音(こわね)だった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...しかし勝見の写真で見覚えのある面影があった上に...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...こう書きならべて見るとあなたがたにはことごとく見覚えのある懐しいものばかり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...何かで見覚えのある名だと言う...
高見順 「いやな感じ」
...それが見覚えのある図案だったことでございます...
太宰治 「皮膚と心」
...その曲者二人とも見覚えのあるような形...
中里介山 「大菩薩峠」
...直ちに見覚えのある人だということがわかりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...共に見覚えのある品でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一たび見覚えのある者にとっては...
中里介山 「大菩薩峠」
...たしかに見覚えのある...
中里介山 「大菩薩峠」
...見覚えのある蓋のついた本箱がある...
林芙美子 「新版 放浪記」
...見覚えのある倉庫...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...すぐ眼の前に見覚えのある顔がのしかかっていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...この寺の門は彼の見覚えのあるものだった...
横光利一 「旅愁」
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