...山の手でよく見掛ける...
泉鏡花 「雨ばけ」
...見掛けが野呂間(のろま)だから上客の側(そば)へは出せない...
魯迅 井上紅梅訳 「孔乙己」
...兄さんは見掛けは悪いような人だったけれど...
海野十三 「深夜の市長」
...しかしその四方木田鶴子さんの姿を今年になってから突然見掛けたのでびっくりしていました...
海野十三 「千早館の迷路」
...見掛けに依らぬ大胆不敵さ...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...湯気の立つたスウプの皿を持つてゐるのを見掛けたと言ふからには...
薄田泣菫 「茶話」
...お前さんは見掛けによらねえ突(つ)っ張者だ...
谷崎潤一郎 「刺青」
...収容所の見掛けばかりの愉快な生活を送っている孤児にとって...
永井隆 「この子を残して」
...どうもお見掛け申したやうですが」小商人らしいのが女に聞いた...
長塚節 「商機」
...舟を泛べるのに便利のよさゝうな家をと思つて見掛けも見憎くゝない三階作りの宿屋へ腰を卸した...
長塚節 「土浦の川口」
...春の麥畑へ鳩のおりたのを見掛けてエヘンと咳をすると鳩が驚いて首を擡(もた)げる...
長塚節 「菠薐草」
...人妻になった万竜を一度見掛けた事があったが...
林芙美子 「晩菊」
...アメリカ風の見掛けさえしていれば...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...老婦人と主人のガスケル氏が話をしているのを一度だって見掛けた事はなかった...
松本泰 「日蔭の街」
...それはグレー街の附近でよく見掛けた...
松本泰 「日蔭の街」
...これらにしばしば蛍(ほたる)とか蝶(ちょう)とかが添えてあるのを見掛ける...
柳宗悦 「工藝の道」
...今も作ったり売ったりしているのを見掛けます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...餓死した犬を見掛けねばならぬ...
柳田國男 「どら猫観察記」
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