...何時も晴れ晴れと微笑してゐる彼女の顔を見出した...
芥川龍之介 「秋」
...袂を顔に当てた妹を長火鉢の向うに見出した...
芥川龍之介 「秋」
...ひつそりした室の内にMを見出した龍子は直ぐMの傍に腰を下しながらきいた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...そうではなくその内に一歩々々新しい境地を見出しつつあることに気づくであろう...
高浜虚子 「俳句への道」
...浅草公園に近い木賃宿にぼそんとしてゐる自分を見出したのは...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...そこに私自身を見出したのである...
種田山頭火 「草木塔」
...そうして適当な監督を見出し養成すればあるいは出来るかもしれないのである...
寺田寅彦 「教育映画について」
...とある記事の見出しに鉛筆で印が付いていたので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...「彼らはワグナーやベートーヴェンのうちにも欠点を見出している...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...殆んど一度置き位に私達はその男をS――駅の歩廊の上で見出した...
豊島与志雄 「微笑」
...余は一種の価値を見出して喜んでいる...
夏目漱石 「思い出す事など」
...彼女の姿を上(あが)り口(ぐち)の土間に見出した時自分ははっと驚いた...
夏目漱石 「行人」
...本当に思いがけない不安そうな私の姿を見出しはじめていた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...どうもさういふ本來の意味でトラヂックな人物は鎌倉以後の文學には到底見出し得ないのではないかと思ふのです...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...近年カンニンガム将軍この捨身処(マニーキヤーラ)の蹟を見出したが土色依然と赤しという(一九二六年ビール訳『西域記』巻一...
南方熊楠 「十二支考」
...明りの下に朦朧(もうろう)とした何かの影が佇(たたず)んでいるのを見出しはっとしました...
室生犀星 「ゆめの話」
...だがこの同じ人物においてわたしが見出し得るほかの例は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ここではグァム島とサン・ローザ島をまず見出した...
和辻哲郎 「鎖国」
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