...僕はメリメエの書簡集の中に彼の落ち穂を見出した時...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...彼はただ極端なエゴイスティックな自分の心持の中にだけ自分の生活を見出していたのです...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...何かしら前途に光明を見出した思いをいだきました...
上村松園 「あのころ」
...華盛頓会議と軍備縮限とかさう云ふやうな見出しを置いた評論文であつた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...こゝにある衆は空しくいたづらに口論(くろん)に耽り方策の宜しきものを見出し得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...而も彼は与えられたる事実を鋭利に確実に追求する思想家であるばかりではなく又自由な創造の想像力によって広範な世界に住し既知のものから前人未発の真を見出して科学の研究に新しい刺戟を与える底の思想家であったということにあると思う...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...彼は狼狽してる自分を見出した...
豊島与志雄 「二つの途」
...お前が生存の意義と理由とを見出し得ない如く...
中里介山 「大菩薩峠」
...斯うやって折角安住の地をお見出しになりました御奉行様は間もなく又もお悩みにならなければならなくなったのでございます...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...私はあとから/\と涙を見出して行く...
水野仙子 「脱殼」
...その痕(あと)硬化せるを見出したが...
南方熊楠 「十二支考」
...そのことにも深いよろこびを見出しているけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...柏軒が三月十六日に正宗院を溜池に訪うて逢はなかつたことを見出した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それに煤けた見出しの紙札が挿(はさ)んである...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...私は妻の表情の中(うち)から失望に価する多くの点を見出しました...
夢野久作 「所感」
...気を失っていた御厨ノ伝次を見出した...
吉川英治 「私本太平記」
...夜明けの下に見出した時...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...城太郎も一緒になって階下(した)をのぞいていたのを見出し...
吉川英治 「宮本武蔵」
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