...見るまにぱらぱらに鬢(びん)が乱れて...
泉鏡花 「婦系図」
...じつはころあいのうちが見つかったもんですからな」西田の声がして家のなかの空気は見るまに変(か)わってしまった...
伊藤左千夫 「老獣医」
...やがてつかつかと中国人のそばに寄ると見るまに...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...で見るまに村に急を告げ...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...たくさんな丸い葉は見るまにすくすくと向きを変え...
寺田寅彦 「自画像」
...傷は見るまに癒合(ゆごう)して包帯しなくてもよいくらいになった...
寺田寅彦 「春寒」
...見るまに腹帯を赤く染めるのと同時...
三好十郎 「斬られの仙太」
...見るまに腹帯を赤く染めるのと同時...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...……見るまに肉がちりちりと縮んでゆくようだ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...朝の花明りは見るまに明るさをましている...
吉川英治 「私本太平記」
...見るまに、彼の顔は赤黒く茄(ゆだ)って、その額から玉の汗がにじみ出し、無数の小さい湯気の虹が立った...
吉川英治 「新書太閤記」
...声を聞き伝えて、忽ち、「いで、道案内を」「いで、お供を」と、甚内の人数に合する者、見るまに、数を加えて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...見るまに、哥の影は見失った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...見るまに郊外十里の外まで彗星(すいせい)のように飛び去ッていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...見るまに、二箇の死骸から血しおが蚯蚓(みみず)のように河原を走って、加茂川へひろがった、草も石もみな赤く染めるかと思うほどひろがって行った...
吉川英治 「親鸞」
...見るまに波の距離がひろがってゆく...
吉川英治 「親鸞」
...飛魚(ひぎょ)のごとく飛んだかと見るまに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...自分の顔が見るまに四斗樽のように腫(は)れたかと思う...
吉川英治 「宮本武蔵」
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