...見えすいているのに...
太宰治 「人間失格」
...院長が先の見えすいている患者の体に綿密な診察をしている間...
徳田秋声 「足迹」
...お島にはおとらに対する養父の弱点が見えすいているようであった...
徳田秋声 「あらくれ」
...土地の人たちの腹の見えすいているようなのが腹立しかった...
徳田秋声 「あらくれ」
...ありあり見えすいているんだ...
徳田秋声 「爛」
...フロイドに説明させればこんなものさ」僕はこうした人々の魂胆の醜さが見えすいている...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...こうした人々の怯懦と自慰とが見えすいている...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...あの方の主権を否定する肚(はら)だということがありありと見えすいているわ」長謙さんが困ったようにボソボソいった...
久生十蘭 「だいこん」
...赤裸々な構図の見えすいている野暮な正しさや惨めな欠陥を除けて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...最後のさげも見えすいているし...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...本当の意向は見えすいているのに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それがこんどは見えすいているようである...
矢田津世子 「神楽坂」
...細く波打つ眼とおちょぼ口との間にありありと見えすいているものであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...袁譚の肚(はら)は、見えすいている...
吉川英治 「三国志」
...吾輩は、実は先日の好誼にむくいるため、ふたたび来て、君のために一大事を教えたいと思っておるのに」「やめたがいい」周瑜は噛んで吐き出すように、「――汝の肚の底は、見えすいている...
吉川英治 「三国志」
...事の不成功に終るのは見えすいている...
吉川英治 「私本太平記」
...実に見えすいているじゃないかと...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
便利!手書き漢字入力検索
