...要するに看護員は...
泉鏡花 「海城発電」
...要するにそこの隅にある自記(じき)装置でこれだけのものが画けるんじゃ...
海野十三 「キド効果」
...要するに始末機関とは...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...要するに、あの妹をああ云う時代後(おく)れの女に育てたのは家庭の躾方(しつけかた)が悪かったので、これと申すも、母を早く失い、若くして父にも別れた境遇のせいであるけれども、小生等にも一半の責任が存することは勿論(もちろん)である...
谷崎潤一郎 「細雪」
...要するにほとんどまだ目鼻もつきかねたようなありさまであるらしい...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...つまり要するに常識の立場から(無条件に科学自身の立場から...
戸坂潤 「科学論」
...要するに幾何学は数学一般に還元され得る他はあるまい...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...かくすれば物理的空間は要するに幾何学的空間に没し去るものとなるであろう...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...とにかく、肝腎な問題は、なんと理屈をこねてみたところで、結局、要するに、わたしがいつもすべての点において、第一ばんの悪者になってしまうということなのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...要するに彼は、何よりもまず嫌悪(けんお)の念に揺すられた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...要するに彼が如何に音楽を要求したかが問題であつて...
中原中也 「音楽と世態」
...要するに私の言葉は単なる利己心の発現でした...
夏目漱石 「こころ」
...要するに、二つの原理が在り、私は両原理の矛盾を解消し得ないし、私の能力では両者の一方を捨て去ることもできない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...要するにそれはいずれもただの豚肉であって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...要するにここの意味は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...……堰とは要するに田圃(たんぼ)へ水を引く用水堀のことで断じて「川」ではなかった...
山本周五郎 「半之助祝言」
...要するに日本文化の過渡期に於いて非常に特殊な存在であるからだ...
吉川英治 「折々の記」
...もちろん、その中でも、有爲な若い人々の個々のむねには、おもひ、憂ひ、自責、幾多の内欝はあるかもしれないが、要するに、庶民のひとりとして、私などの感じてゐる限りでは、まへのやうに云はないわけに行かない...
吉川英治 「折々の記」
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