...介抱のために妻君が西下して来たような事もあったとの事である...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...急報を受けた、国警大村警察の調べによれば、鼠背広の紳士は、一年前より肺を病んで休職中の、東京高等裁判所判事、三浦襄のペンネームをもって作曲家としても有名なる、棚田晃一郎氏(四十四歳)、もう一人の紳士は、病気見舞のため四、五日に西下、同判事宅に逗留(とうりゅう)中の、同じく東京高等裁判所判事井沢孝雄氏(四十六歳)と判明、前後の事情より推して、二、三日前両氏は、ひそかに人なき孤島に上陸、兇器(きょうき)をもって互いに斬(き)り結び、数個所の重症を負うて、絶命したものであることが、明らかになった...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...私が西下した頃の斯界は吉本のひと手に統合され...
正岡容 「わが寄席青春録」
...その証拠には織田軍の西下を...
吉川英治 「黒田如水」
...ご西下の日をお待ちするであろうと存ぜられますが」「それも思わぬではないが...
吉川英治 「黒田如水」
...もちろん即刻ご西下の言質をとる為である...
吉川英治 「黒田如水」
...「中国西下の儀も...
吉川英治 「黒田如水」
...秀吉西下の時には...
吉川英治 「黒田如水」
...織田信忠が西下し...
吉川英治 「黒田如水」
...再び西下(さいか)しなければならぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏が西下のさい他日を約して...
吉川英治 「私本太平記」
...ふたたび播州(ばんしゅう)へ西下した...
吉川英治 「新書太閤記」
...直ちに西下するという日取の決定や準備の聞き込みであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長の西下を待つのみとなっているものの...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長の西下も一両日と沙汰されておりますゆえ」「おそくも早くも...
吉川英治 「新書太閤記」
...首将に任命して西下させたが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...総軍の軍目付(いくさめつけ)という大任をおびて西下していた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...大原公の西下を請ひ...
吉田松陰 「留魂録」
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