...それを薄寒そうに裾(すそ)短に着ていた...
有島武郎 「卑怯者」
...伊豆山(いづさん)にて門松(かどまつ)やたをやめ通(とほ)る山(やま)の裾(すそ)五時半(ごじはん)...
泉鏡太郎 「熱海の春」
...裾も袖も輪に廻って...
泉鏡花 「怨霊借用」
...行く人の裾に卷きつく...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...寝床の裾のところで...
梅崎春生 「風宴」
...なだらかに裾のひろがつてゐるさまが...
太宰治 「津軽」
...森の裾にある城は自分の城だったのです...
豊島与志雄 「夢の卵」
...その羽織の裾に犇(ひし)とすがり付くのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――着物の裾から着いた血かも知れないぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...裾をたくしあげた勘三は啓吉の拾った青いハンドバッグを開いてみた...
林芙美子 「泣虫小僧」
...島の主計科の兵隊が裾から火がついたような騒ぎをしながら貨物を卸下(おろ)していた...
久生十蘭 「ノア」
...彼は突然上衣の裾を掴まれ...
北條民雄 「道化芝居」
...屋形のある丘の裾へ出ると...
山本周五郎 「菊千代抄」
...ルイザは緞帳の裾(すそ)を踏みながら...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...裾野(すその)半円を遠巻(とおま)きにして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...伊吹山の裾を見ながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこの裾(すそ)をくりぬいた石窟(せっくつ)なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...合羽(かっぱ)の裾(すそ)から一本落しの鐺(こじり)をのぞかせ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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