...鉅万(きよまん)の市価を得た足利時代の能衣裳の前よりも...
芥川龍之介 「龍村平蔵氏の芸術」
...おまけに眼もあやな衣裳(いしょう)を纏(まと)った綺羅子に比べれば気が楽でした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...新調の衣裳(いしょう)なぞ出して父に見せていたことなどもあった...
徳田秋声 「挿話」
...そして物にさわらないように片手で裳裾(もすそ)を引上げていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...だから……と云ってはあまり飛躍しすぎるけれども、リイラダンの「ヴェーラ」に於て、ダトール伯爵はその最愛の夫人ヴェーラの死後、その居室を彼女の生前の状態通りにし、彼女と二人で暮していた時と同様の日常を続け、そこに閉じこもっていたところ、遂にその室――長椅子、衣裳、煖炉棚、宝石、香料、寝台、花瓶、ピアノ、楽譜、窓掛、其他さまざまのもの、その全体が、彼女の生前同様の雰囲気で生き上り、その中心にある空虚が、次第に凝り、彼女の形態を取り、そこに彼女が身を置けば凡て満たされるばかりになり、而も未だその空虚はそのまま、じっと持ちこたえられて、今や極限に達し、崩壊の危機の瞬間に、彼女と全く同質のその空虚は、忽然と彼女を出現させた……...
豊島与志雄 「文学以前」
...人間のこしらえた衣裳なんぞを引っかけたのでは天真の美を損ずる――わが女房の一糸もかけぬ肉体をごろうじろ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ガレージの屋根の衣裳匣(ばこ)にマダム・ギランの仮髪(かつら)とリンネルの下着が入っていた...
久生十蘭 「青髯二百八十三人の妻」
...衣裳も何もそのまゝでやる)との件...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いやに大きな鏡ばりの衣裳戸棚だの...
堀辰雄 「旅の絵」
...毛糸衣裳をつけた針金人形が幾つも並んでいた...
「一本の花」
...春の衣裳(いしょう)を配る時にも...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薄物の簡単な裳(も)をつけて卑下した姿も感じがよくて侮(あな)ずらわしくは少しも見えなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...啄木鳥は伊達(だて)な衣裳を着ていても常に木を叩いて苦労をする...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...水色の長き裳(も)の如(ごと)くならん...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...長い裳裾(すそ)はどこからか断(き)れて...
吉川英治 「私本太平記」
...御裳裾川が流れてゐたといふあたりには...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
...貞観供養の記録には舞女装束、唐衣、唐裳、菩薩装束などの言葉が見え、またその材料らしく調布三百二十反、絹八疋、唐錦九尺、紗一疋、青摺衣(あおずりごろも)二領、鞋(くつ)十足などもあげられているが、弘法(こうぼう)滅後の風俗変遷を経た後の貞観時代にどれほど天平の面影を残していたかはわからない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...その醇美な衣裳、豪奢な装飾、珍奇な鳥の羽に飾られた王冠、すべて臣下のまねし得られぬものであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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