「被」の意味
覆うことや受けること
小説での「被」の使い方
...諸子はただしばし肉の被物(ころも)に包まれて...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...仰げば宛然(さながら)金色(こんじき)の雲を被(き)て立つ巨人の姿である...
石川啄木 「葬列」
...加害者は勿論、被害者の身元も、殺人の動機も、一切合切(いっさいがっさい)不明であった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...被害額八〇〇ドル...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...電燈なれば被を着せたやうなぼんやりした光が廊下に流れてゐた...
田中貢太郎 「蟇の血」
...煤竹(すすたけ)色の被布を着て痛そうに靴(くつ)を穿(は)いて居る白粉気も何もない女の容子(ようす)を...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「お静かにして被居らなくては!」とその女がいった...
豊島与志雄 「蘇生」
...頭巾(ずきん)を被(かむ)って...
夏目漱石 「永日小品」
...お町を憎しみの餘り淺五郎に罪を被(き)せようとなすつたのは面白くありませんが――」「フーム」上げたり下げたりです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「仮りにもし有罪なりとするも」と冒頭して彼等は次いで第二線に退いて極力情状論において被告人を防禦しました...
浜尾四郎 「死者の権利」
...併し此三首ばかりにては強き方に偏し居候へば或は又強き歌をのみ好むかと被考(かんがへられ)候はん...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...豊が絵御入用候はばまたさし上可申と御伝可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...年々御家中並之通被成下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...卯之上刻御差重被遊候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「清心院様為御遺物金二百疋被成下候趣...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...何か被せものをして二日ほど置いてから食べるという(農民日録)...
柳田國男 「食料名彙」
...被告が犯罪の際人目のないと云ふことを意識してゐたと思はれて...
横光利一 「マルクスの審判」
...深々とかぶつてゐる頭被(コワツフ)は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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