「表向き」の意味
表面上の様子
「表向き」の例文(場面別)
- ビジネス彼の表向きの態度は丁寧だが、実際には不満を抱えているようだ。
- 日常会話表向きは笑顔でいるが、内心ではかなり疲れている。
- ニュース政府の表向きの声明は平和的なものだが、実際には緊張が高まっている。
- 文学彼女の表向きの平静さは、内面の激しい感情を隠すための仮面だった。
小説での「表向き」の使い方
...松山のつかった湯呑について分析を頼んでほしいね」「ちょっと私から申上げますが」と先刻(さっき)から黙々(もくもく)として卓子(テーブル)の上に表向きにした牌(こま)を種類どおりに綺麗に並べあげて...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...病気で亡なったということになっとるが……そいつは表向きのこんで...
橘外男 「仁王門」
...表向きは知らない体を装っていたはずの夫が...
谷崎潤一郎 「鍵」
...お関所破りの罪を表向きにやかましく詮議(せんぎ)すれば...
中里介山 「大菩薩峠」
...関所を抜けて来たことも表向きになってしまわねばならぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...表向きには発表していない...
中里介山 「大菩薩峠」
...たゞ早晩平岡から表向きに...
夏目漱石 「それから」
...深い謀(たくら)みがあるから表向きは他人のように暮らしたんだよ」「天眼通(てんがんつう)だね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「皆目解らねえ」「圍ひの戸は開いて居たのか」「大一番の海老錠(ゑびぢやう)がおりて居たさうですよ」「鍵は?」「旦那の三郎兵衞が持つてゐた筈だが、それは表向きで、懲(こら)しめのための窮命(きうめい)だから、鍵はツイ廊下の柱にブラ下げてあるさうですよ」「その鍵はあるだらうな」「ないから不思議で」「成程そいつは面白さうだ」「だから親分を誘(さそ)ひ出しに來たんですよ」「恩に着せる氣なら俺は歸えるぜ」「あつ、あやまつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...表向き切支丹宗徒はなかったわけですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その人も帰ると表向きの訪問が許され...
長谷川時雨 「九条武子」
...以上は山城国に散在する所領からしての表向きの収入を述べたのであるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...何も表向き實家の惡(わ)るいを風聽なされて...
樋口一葉 「十三夜」
...表向きには岐阜県の士族出身ということになっていて...
柳田国男 「故郷七十年」
...表向きこれを引移したのが竜仙寺で...
柳田國男 「ひじりの家」
...表向きは厄介払いということになっていますが...
山本周五郎 「思い違い物語」
...今のは表向きだよとわざわざ連れ帰って撮影した...
山本笑月 「明治世相百話」
...表向き夜の茶に招くということで...
吉川英治 「新書太閤記」
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