...昭和十二年五月二十七日『ホトトギス』発行所高浜虚子明治時代春雨(はるさめ)の衣桁(いこう)に重し恋衣(こいごろも)明治二十七年夕立やぬれて戻りて欄に倚(よ)る明治二十八年 子規を神戸病院より...
高浜虚子 「五百句」
...家内の脱ぎ棄てた衣裳が衣桁(いこう)から深い襞(ひだ)を作っているばかりでございました...
橘外男 「蒲団」
...そして次の間との襖(ふすま)ざかいに衝立(ついたて)がわりの衣桁(いこう)がたててありましてそれへ日によっていろいろな小袖(こそで)がかけてある...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...衣桁(えかう)には手拭が一筋(すぢ)風に吹かれて...
田山花袋 「父の墓」
...奥様」奥様は丁寧に畳(たた)みし外套(がいとう)をそっと接吻(せっぷん)して衣桁(いこう)にかけつつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...それから衣桁にかかってる薄汚れのした女の着物とが...
豊島与志雄 「反抗」
...階段下の衣桁に彼女の華やかな着物がぬぎすてられてあったのを...
豊田三郎 「リラの手紙」
...衣桁(いこう)から浴衣(ゆかた)をとって...
中里介山 「大菩薩峠」
...珍しく二泊して「雛の衣桁にかくべき衣縫ふ」というようなはかない喜びの日もあった...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...羽織を脱がし衣桁(えかう)へかけて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...衣桁(いこう)の着物に溶け込むように隠れたのですもの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...黒塗に蒔絵(まきえ)のしてある衣桁(いこう)が縦に一間を為切(しき)って...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...朱塗の衣桁(いこう)など...
山本周五郎 「さぶ」
...奥の六帖には長火鉢、箪笥(たんす)、茶箪笥、衣桁(いこう)、鏡架(かがみかけ)などが並んでい、板の間には仕事道具が揃えてあった...
山本周五郎 「さぶ」
...子供のやうな微風(そよかぜ)が衣桁(いかう)に掛けた友染(いうせん)の長い襦袢(じゆばん)に戯れる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...おそろしい胸騒ぎを抑えて衣桁(いこう)の小袖を肌着の上にまとい...
吉川英治 「江戸三国志」
...衣桁(いこう)の下には...
吉川英治 「新・水滸伝」
...衣桁の蔭へぴたと向け...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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